いすみ市に木製家具の専門店「大丸木工所」が、フリースペース「BIGサークル」。皆が輪になって広がる場所に

  2021/9/17
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いすみ市で100年以上続く家具店「大丸木工所」(千葉県いすみ市岬町押日3550、TEL047-87-2622)で9月初旬から展示会場の一角を解放したフリースペース「BIGサークル」の運営が始まった。

大丸木工所4代目代の大谷展弘さん

同社の創業は大正2(1913)年。現代表で4代目の大谷展弘さん曽祖父にあたる家具職人・大谷金作さんが創業。当初は、家具職人を数人雇用し桐タンスの製造販売などを行っていたという。

現在は、全国の製造メーカーから仕入れた商品を販売する形に切り替えており、展示会場には常時300点を超える木製家具、50枚を超える一枚板が展示されている。

300坪を超える展示会場の一角に約10坪のフリースペースを設置。大谷さん推薦の木製家具を配置、家具の機能性を実感しながら仕事や趣味などに没頭することができる。

「色々な方に来ていただきたいと思いシェアスペースとして解放することにした。家具の展示会場は常に空調を効かせているので、快適に仕事や趣味に活用していただけます」と大谷さん。

「行きあった人たちがここをきっかけにコミュニケーションをとってくれると嬉しい」と大谷さん

もともと、家具の展示会場なので倉庫や工場を連想させる開放的な空間。天井までの高さは約5メートルあるという。

一際目を引くのは、トチの木の一枚板を使ったテーブル。ソーシャルディスタンスを十分にとった4人席を配置。スツールや靴を脱いで利用できる畳席などを体験できる。

自宅玄関に飾ってあったという大谷さんお気に入りのトチの木一枚板

ソファー席の利用は3〜4人を想定。ワークデスクは、高さを自由に変えることができる。打ち合わせなどに使いやすいローテーブルとしても、立ち仕事でのハイテーブルとしても利用可能。

棚飾り棚の天板を使ったワークスペースには、ハイチェアを設置。こちらも立ち仕事でのパソコンや資料整理などで使えるという。

1〜2人を想定した木製テーブルの席には、圧縮した杉の木を使った椅子を配置。木の温もりを感じながら作業に集中できる。もちろん、コンセントとWi-Fi環境は完備、飲み物の持ち込みなら可能。

全14〜15席。シュチュエーションや気分に合わせて作業環境や家具を変えることができ、1人での利用も数人での待ち合わせ、貸切などにも対応するという。

利用料金は、1時間400円(ワンドリンク付き)。2時間目以降は400円プラスでさらにワンドリンク付いて何時間利用しても1日料金として対応する。

連続した14日間の「2週間コース」(4000円)、受験勉強やテレワークを想定している「1ヶ月コース」(8000円)も用意。利用の際は、同社事務所で受付をして料金支払い、ドリンクの受け取りなどを行う。

今後は、家具や商品としての撮影スタジオとしての利用も視野に入れて壁面塗装なども整えていくという。オンライン会議などでの壁紙利用も想定する。

利用時間は、同社の営業時間と同じで8時〜17時。年中無休。※コロナ禍の緊急事態宣言などで予定が変更になることもあり。

主婦と高齢者で千葉を編集する
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2009年、千葉県船橋市でタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」創刊、同時にローカルニュース「MyFunaねっと」配信開始。その後、2011年にみ...
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