UR・前原地域包括支援センター・自治会が「前原ケア連」発足、船橋東警察署を招いて「防犯対策セミナー」開催
9/16(金)UR・前原地域包括支援センター・自治会が「前原ケア連」発足
船橋東警察署を招いて「防犯対策セミナー」開催
アルビス前原団地第1集会所(船橋市前原西6-1-20)で9月9日、「前原ケア連」が主催する初のセミナー「防犯対策セミナー」が開催され、約30人の地域住民が参加した。
団地を管理する「UR」は、昨年から船橋市内のUR団地において地域住民が参加できるイベントの開催や、地域包括支援センターとの合同イベントの開催など、さまざまな取り組みを進めている。
URコミュニティ千葉西住まいセンター(船橋市前原西2-12-7)の山本洋平さんは、こうした取り組みについて「特に高齢者の皆さまが安心・安全・快適にお住まいいただける環境をご提
今回は前原地区にある「アルビス前原団地」においても、船橋市前原地域包括支援セ
「前原ケア連」で話にあがった「当地域に特殊詐欺の被害が多い」という課題に対し、今回、同会として初のイベントとなる「防犯対策セミナー」を、船橋東警察署の協力を得て開催した。
セミナー参加者はほとんどが70代以上。セミナーでは、船橋東警察署(習志野台7)生活安全課の小池一夫さんが講師として登壇。山梨県警が作成した動画「鷺見藪朗(さぎみやぶろう)」を放映した。
参加者は3つの異なる手口の「電話de詐欺」を視聴した。1つ目はオレオレ詐欺。次に、預貯金詐欺編、最後は「お金が戻ってくるんですよ」と誘導してくる「還付金詐欺」編の動画を視聴。還付金詐欺については「お金が戻ってくる」と誘導され、ATMマシンの使い方がわからない高齢者が狙われているという。
視聴を終えると、小池さんは「いずれも東署で被害が出ている手法。私たちのすぐ身近まで犯罪が迫ってきていることを意識していただきたい」と話した。「船橋市は千葉県内でも特殊詐欺発生件数が県内ワースト2位。『うちはお金がないから大丈夫』と思っていても、ない人もないなりに取らているケースもある」とも続けた。
また最近ではパソコン画面が突然暗くなり「ウイルスを解除するのに、コンビニでプリペイドカードの購入が必要」と案内されるケースも増加しているという。
セミナーを終え、参加者からは「通報にこうしたケースでも110番通報をしていいとのこと。有益な情報だった」「金券カードを買わせる手口は初耳だった」といった感想が寄せられた。
また参加しての感想として「地域のコミュニティがここまでにぎわう団地はとても素敵だと思う」というコメントもあった。
参加者は、お茶、LEDライト付きペン、災害時用非常食、圧縮タオルをお土産として受け取って会場を後にした。