居酒屋「ちょいちょい船橋店」が昼は「豚勝丼専門店 船橋たちばな」に、「船橋の飲食店に二毛作を浸透させたい」
9/19(月)居酒屋「ちょいちょい船橋店」が昼は「豚勝丼専門店 船橋たちばな」に
「船橋の飲食店に二毛作を浸透させたい」
京成船橋駅から徒歩3分「ちょいちょい船橋店」(船橋市本町1-13-18ガレリア本町ビル1階)を経営する「絆」が、ランチタイムに同店を使って「豚勝丼専門店 船橋 たちばな」を9月5日、オープンさせた。
ランチタイムにオープンさせたのはトンカツ専門店。「とじないカツ丼」を売りとし、トンカツは低温調理で柔らかさとジューシーさを追求、米は特Aランク「さがびより」を使用、卵は市内養鶏園「奈良養鶏園」(馬込町)の「奈良たまご」を使用するなど、こだわりが随所に見られる。
同店を経営する企業「絆」代表の橘内司(きつないつかさ)さんは「以前からトンカツ店をやりたいという思いがあったことと、このコロナ禍で飲食店が盛り上がっていくためにも、二毛作ビジネスを率先して取り入れ、船橋の飲食業界をさらに盛り上げたいという思いがあった。船橋はまだまだ二毛作が浸透していないように思う」と話す。
「絆」は居酒屋「ちょいちょい」1号店を本中山に、2019年には同所に2号店をオープンさせた。さらに同所2階「焼肉はるくん」も経営する。「地元のつながりを大事にしながら、『食は船橋にあり』と思ってもらいたい」と代表の橘内さん。
「『たちばな』営業時間は、居酒屋の雰囲気をできるだけ消すようにし、テーブルレイアウトも変えています」と話すのは、「たちばな」店長の太田和志さん。居酒屋営業時間は約17坪の店内に、カウンター3席、2人掛けテーブル5卓、4人掛けテーブル5卓を用意するが、昼は、カウンター4席、2人掛けテーブル5卓と、数を変更している。
雰囲気を変えるため、壁にはロールスクリーンを設置。昼の時間は壁に貼られた居酒屋メニューが隠れるよう、スクリーンを下ろして営業する。「1人客も入りやすい雰囲気にしています。夜の居酒屋営業時間帯は来られなかったというお客さんが、『たちばな』に食べに来てくださるケースもあります」と太田さんは微笑む。
橘内さんは「店名の『たちばな』は、私の祖母・橘内曜代(てるよ)が、昔に市川市北方町で営業していた飲食店の名前で、今回、名前を継ぐ形で使わせてもらいました」と話し、太田さんは「外ののれんに描いてある家紋は橘内家の家紋なんです。家紋にたちばなの花が描かれていてぴったりなのでのれんにも採用しました」と経緯を話す。
メニューは「豚勝丼」(味噌汁、漬物付き。1100円)。出汁たまご増量は200円、たまごの黄身だけ追加は150円で受け付ける。すべて食券を店頭で購入するシステムとなっている。今後は期間限定メニューなども設けていき、最新情報は同店のインスタグラムで発信していく。
営業時間は11時~15時(L.O.14時30分)。木曜・祝日休み。