船橋中央ライオンズクラブがミュージカル「かいけつゾロリ」に子どもを無料招待、55周年記念事業として元役者の会長が企画
9/28(水)船橋中央ライオンズクラブがミュージカル「かいけつゾロリ」に子ども無料招待
55周年記念事業として元役者の会長が企画
船橋中央ライオンズクラブ(船橋市本町1-10-10 商工会議所5階、TEL047-433-7070)が今年55周年を迎え、記念事業として「劇団俳協」(東京都新宿区)による「いたずらぼうけんミュージカル かいけつゾロリ」を11月5日に市民文化ホール(本町)で開催、小学生以下の子どもを無料招待する。
同クラブは「ライオンズクラブ国際協会」の中で船橋市内では2番目に設立されたライオンズクラブ。ライオンズクラブはボランティア活動を目的として結成された、国際的な民間団体である。
市内での大きな事業としては、船橋市小学生女子駅伝徒競走大会の後援や、馬に触れられる「ホースセラピー」の実施、「マリンフェスタ」の後援などを行ってきた。近年ではイベント開催が難しいことから、クリスマス時期に「ふなばし子ども食堂」にクリスマスケーキを届ける活動も行い、そのうえ、5周年ごとに記念事業を開催してきた。
記念事業を企画担当するのはその年のクラブ会長だという。同クラブの会長は1年ごとに変わり、今年7月、55代目会長に就任したのは高橋雅洋さん。高橋さんは現在は内装工事全般を手掛ける施工会社を経営しているが、20代のころは役者として活動していたという。
その時、高橋さんが所属していたのが「劇団俳協(はいきょう)」。当時は「神永龍一」という芸名で活動し、1996年には「アニー」に出演。俳優・岡田眞澄さんとデュエットをするシーンもあったという。
「当時、ミュージカルの舞台の上から子どもたちの笑顔を見ていた。ミュージカルなら、ライオンズが掲げる『青少年の育成』というテーマにも沿えるし、家族で楽しんでもらえるはずだと思い、今の自分の礎を築いてくれた古巣『俳協』に打診してみました」と高橋さん。
今回上演されることとなったのは、児童書のベストセラー「かいけつゾロリ」を2002年に俳協がミュージカル化したもの。記念事業開催にかかる費用は、通常は記念事業用に積み立てた会費で賄うというが、「実のところ、その資金だけでは足りてないんですよ。でも私を育ててくれた『俳協』への恩返しでもあるので、あとは私が持ちます」と笑う高橋さんは、「とにかくたくさんの子どもたちに見ていただきたいです。ミュージカルは、会場の一体感を感じられるもの。それを感じてもらいたい。そして子どもたちの笑顔に投資します」とも続けた。
「見どころはたくさんありますが、ぜひ見ていただきたいのは、キャストの中に、鈴木浩之さんという方が魔法使い役でいるのですが、この方です。この方がいると絶対におもしろい作品になっています。『俳協』のコメディ作品には欠かせない方なんですよ」と見どころを話す。「俳協のミュージカルは、笑いを取るために細部まで計算されているんです。ドリフを彷彿させる内容になっていますよ」とも明かす。
開催日は11月5日。昼と夜の2部公演で、昼=13時開場、13時30分開演。夜=16時開場、16時30分開演。上演時間は85分。会場は市民文化ホール。料金は大人1000円、小学生以下無料。小学生以下は保護者同伴となり、全席指定。乳幼児はひざ上鑑賞も可能だが、席をとっておくことも可能。
事前予約チケットは「teket」による電子チケットのみ。予約時に席を指定できる。予約は「teket」内の専用ページから申し込みとなる。当日、会場でのチケット販売も少数ながら受け付ける。
なお、同公演の席の一部は「ふなばし子ども食堂」にも贈られる。