ジェッツ佐藤卓磨選手がひとり親家庭支援の農業体験開催、竹之内農園の協力で親子で農作物の収穫を楽しむ
11/15(火)ジェッツ佐藤卓磨選手がひとり親家庭支援の農業体験開催
竹之内農園の協力で親子で農作物の収穫を楽しむ
千葉ジェッツふなばしの佐藤卓磨選手(27)が竹之内農園(船橋市旭町4-7-29)で11月13日、船橋市内のひとり親家庭を対象にトマト狩りと芋ほり体験を開催し、10組の親子が収穫体験を楽しんだ。
佐藤選手は社会貢献活動「シュガプロ」を2021年に立ち上げ、今年4月にクラウドファンディングで絵本「ぼくはキリン」(佐藤卓磨作、カワダクニコ絵)を制作。船橋市、千葉県内の子ども関連施設など約1,000カ所に寄贈した。今回の農業体験は「シュガプロ」活動の第2弾となる。
「身近のひとり親家庭から日頃の苦労を聞いている。親が忙しすぎて子どもとゆっくり触れ合う時間が持てないと思うので、今日は屋外で作物の収穫をしながら親子の時間を過ごしてもらい、気分転換になればと思う」と佐藤選手。また「子どもの頃、祖父が家庭菜園で育てたトマトを一緒に収穫した楽しい思い出があるので収穫体験を企画した」とも。
佐藤選手は札幌市出身。滋賀レイクスターズを経て2020年に千葉ジェッツふなばしに入団し日本代表選手としても活躍している。「地域のみなさんにこうして実際会って話したいと思っていた」と話す。
トマトのビニールハウスでは竹之内農園代表の竹之内幹也さんが医療用フィルムを使った「アイメック農法」の説明をし、トマトの選び方、摘み取り方などを参加者にアドバイスした。
どのトマトを採ろうか相談しながら摘み取る親子、何個採れたか比べ合う親子など会話を弾ませながら楽しむ様子が見られた。芋畑では大きな芋を掘り当てると「お兄さんに見せる!」と佐藤選手に芋を見せに行く子どもも。たくさんの芋を掘って参加者からは笑顔があふれた。
今回の企画に協力した船橋市役所児童家庭課ひとり親支援係の荒木徹さんは「千葉ジェッツふなばしと船橋市は社会貢献活動などで連携をとっていて、今回の企画ではひとり親家庭への連絡などで協力した。今後も千葉ジェッツふなばし、JAと協力してこのような企画ができれば」と話した。
佐藤選手は「最初は緊張している子もいましたが、トマトを採っている間にどんどん笑顔になっていった。僕自身も楽しくて時間がたつのはあっという間だった。今後も次の世代を担う子どもたちの支援活動を企画していきたい。また『ぼくはキリン』を多くの人に読んでもらいたいので電子書籍化を並行して進めている」と目を輝かせながら抱負を話した。