新京成電鉄で元旦から干支ヘッドマーク電車運行、県立船橋北高校の生徒2人の作品を掲出
12/18(日)新京成電鉄で元旦から干支ヘッドマーク電車運行
県立船橋北高校の美術部員2人の作品を掲出
新京成電鉄(本社:鎌ヶ谷市くぬぎ山)で2023年1月1日から15日まで、新年ヘッドマーク電車1編成を松戸~京成津田沼駅間で運行する。
同企画は2019年から始まったもので、2023年で5回目となる。沿線地域の学校と交流を深めるとともに、高校生らしい思いの詰まったヘッドマークを取り付けた電車を運行させることで、地域社会の活性化を目指して実施している。
2023年の干支ヘッドマークは県立船橋北高等学校(船橋市神保町)とタイアップし、普通科で美術部員の小杉知聖(ちさと)さんと鈴江遥大(はると)さんの作品がヘッドマークになる。
「新年を迎える喜びを伝えられるよう、お正月らしさを前面に出す」というコンセプトを基に、2人がそれぞれのヘッドマークを描いた。
小杉さんの作品は、2023年の干支である「卯」に船橋市の名産品である梨を持たせた作品。バックは小杉さんの好きな爽やかな青を選んだという。「謹賀新年」の文字の色は同社のコーポレートカラーをイメージ。「ウサギには新京成電鉄の職員さんや運転士さんが被っている帽子を被せてみました」と小杉さん。
鈴江さんの作品は、神棚と初日の出をイメージした富士山を描き、神棚の鏡餅は卯に見立てている。「ウサギといったら白ウサギのイメージ。ウサギの衣装を描くのが難しかった」と鈴江さん。背景は、新年の明るさを表現した濃いめのイエローに仕上げたという。
この企画が決まった時、2人の家族は最初驚いていたが「楽しみだね」と一緒に喜んでくれたとも話す。
「この電車に乗ってみんながいい気持ちになってくれたらうれしい」と小杉さん。「最近はホームにいる人はみんなスマホを見ている。ヘッドマーク電車を見て、楽しい気分になってくれたら」と鈴江さん。
新年ヘッドマーク電車は、1月1日から1月15日まで運行予定。運行区間は、松戸~京成津田沼駅間(日中時間帯)となり、1編成限定。該当車両は8800形6両編成。