LINEの「船橋市通報システム」で不法投棄も通報可能に、道路破損傷通報に加えて運用

  2023/1/5
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1/5(木)LINEの「船橋市通報システム」で不法投棄も通報可能に

道路破損傷通報に加えて運用

 船橋市は、LINEを通じて市内の不法投棄を市に通報できるシステムの試行運用を昨年12月1日から開始している。

 市では、昨年10月4日から道路の穴やガードレールの損傷をLINEで通報できる「船橋市道路損傷通報システム」の試行運用を開始。同月末までの約1カ月で113件の通報があったという。LINEアカウント「船橋市通報システム」の登録者数は1月5日現在、2200人を超えている。

 「船橋市道路損傷通報システム」では、LINEで受け付けることにより、事前に状況を写真で確認できるだけでなく、位置情報を正確に把握できるため迅速な対応が可能となった。

 一方、市内の廃棄物の不法投棄による通報は、2021年度で76件、2022年度は10月末までで38件の通報があり、壊れたテレビや冷蔵庫、車のタイヤ、解体された建築物の廃材が不法に捨てられているケースもあるという。

 市では土・日曜も含め、巡回員が市内パトロールを行うほか、郵便局、京葉地区タクシー運営協議会と不法投棄情報の協定を締結するなど不法投棄対策を行っているが、不法投棄はあとを絶たない現状となっている。

 そこで、「船橋市道路損傷通報システム」の効果が確認できたことや、利用アンケートには「道路以外の通報ができるようにしてほしい」というコメントがあったこともあり、「船橋市通報システム」LINEアカウント内に「不法投棄」の通報項目を加え、通報を受け付けることとなった。

 通報可能な内容としては、家電ごみ、引越しごみ、産業廃棄物などの不法投棄が対象。利用方法は、「船橋市通報システム」のLINEを「友だち追加」していない場合は、市ホームページに掲載されている運用方針に同意のうえ、LINEアプリを開き、「船橋市通報システム」を「友だち追加」する。その後、アカウントメニューから「不法投棄」をタップ。トーク画面の案内に従って投稿していく。必要な情報としては、投棄物がわかる写真(近景)、投棄物と周辺がわかる写真(遠景)、位置情報、発見日時が必要となる。

 通報があった場合、市が管理する道路などに不法投棄された廃棄物は現地を確認したうえで対応方法を市が検討。市以外が管理する施設や土地への不法投棄の場合は、管理者へ情報提供される。

 なお、従来のメールや電話などでの受付もこれまで通り行っている。

関連サイト
https://www.city.funabashi.lg.jp/machi/kankyou/003/p001192.html

  • ※イメージ写真

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