
森沢明夫さんのエッセーをイメージした「あおぞらビール」の開栓式、NHK連ドラにも
6/9(月)森沢明夫さんのエッセーをイメージした「あおぞらビール」の開栓式
NHK連ドラにも
船橋市在住の小説家、森沢明夫さんのエッセー集「あおぞらビール」をイメージしたクラフトビールが誕生したことを記念した「あおぞらビール開栓式」が5月30日、サッポロビール千葉ビール園(船橋市高瀬町2)で開催され、市内外から約100人が参加した。
同エッセー集は森沢さんの青年期のアウトドアな日常や放浪旅などがつづられ、2012年に発行された作品。森沢さんの中学校の後輩でもあり、myふなばし代表の山崎健太朗さんら有志は「増刷のきっかけになれば。また県内各所であおぞらビールを作ることで、地域を盛り上げたい」との思いがあり、「あおぞらビールプロジェクト」を立ち上げた。
千葉県内のクラフトビール醸造所のうち、同日は6カ所が参加。各施設がそれぞれの特長を生かしながら、同エッセーの世界観を自由に解釈したオリジナルのあおぞらビールが並んだ。まるやブルワリー(市川市)は八千代市にあるコーヒー農園「ヤチフォルニア農園公国」のコーヒー豆を使ったコーヒービールの「珈琲哀愁」、銚子ビール(銚子市)はトロピカルフルーツや柑橘系のフレーバーのビール「あおぞらビール」を提供。その他、矢切ブルワリー(松戸市)、流山麦酒YASUDAYA BREWERY(流山市)、こまいぬブルワリー(柏市)、祭醸造(浦安市)が参加した。
森沢さんは「リアルなあおぞらビールが完成して、それをみんなで祝うことができて本当に夢が叶った。今後もあおぞらビールでたくさんの笑顔が見られたらうれしい」とあいさつをした。
また、船橋出身のアーティスト声松優一さんと演出振付家の岡元邦治さんによるライブペイントも披露され、会を一層盛り上げた。
山崎さんは「皆さんの協力があってここまで来られた。今後は県内のさまざまなイベントに参加して、あおぞらビールを広めたいし、あおぞらビールで地域を盛り上げていきたい」と意気込みを見せた。
同エッセー集の新装版は11日、双葉文庫から刊行され、ドラマは6月16日からNHKの「夜ドラ」枠で放送される予定。