御宿町のログハウスに移住した清水菜奈未さん、「住みながら直す」生活1年半でまもなく一棟貸し営業稼働へ

  2023/2/4
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一棟貸しの宿泊業を営むため御宿町に移住し、住みながら物件補修を続けてきた清水菜奈未さん(32)のログハウスが3月中をめどに営業を開始する。
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勝浦市で営業しているキャンプ施設「RECAMP勝浦」で地域連携を担当していた菜奈未さんは御宿に移住、町内でログハウスを借り1年半にわたって住みながら補修を続けてきた。このほど、ほぼ改修が終了するという。
 
夢だった一棟貸し運営開始に向けてログハウスからの引越し準備が始まった。
 
菜奈未さんは、大学卒業後、大手金融機関に就職。月曜日から金曜日までハードな仕事をこなし、週末はアウトドアでストレス発散するという日々を続けるうち、「このまま、満員電車に揺られ、コンクリートに囲まれた生活をしていると『自分がなくなっていく』」と感じ、転職活動を始めた。
 
転職先を探す中で「RECAMP」運営会社の「自然体験を通じて自分の原点に戻ってもらう」という趣旨の理念に出会い転職を決意。翌日、退職を申し出た。設立間もない同社に転職した。
 
同社では勝浦市でのキャンプ場立ち上げに携わったが、現場経験を積むにしたがって管理畑の仕事が増えていった。自分のやりたい事と社員としての義務の間で悩みながら働く中で「地域との連携」を担当する事に。
 
「毎週400から500人が利用する大型のキャンプ施設と勝浦の町をつなぎたい」と考え、勝浦の朝市とコラ、同所での「出張朝市」を実現化。

日々多くの笑顔を作る仕事に高い満足を感じていたが、知人が施設を利用する際に事前ヒアリングする機会に恵まれた。グループのニーズに合った観光先や体験を紹介出来たことでいつも以上に顧客と自分の満足度が高い事に気が付いた。
  
「少数の顧客に対して一件ずつ丁寧な滞在プランを提供する仕事をしたい」と、独立を決意。具体的な事業プランも決まらない内に同社を退職。
 
地域連携担当で出会った縁で現在のログハウスに出会った。人の縁で補修期間を繋ぐ仕事をもらい生活を成り立たせていく中で自分を見つめ直す機会に恵まれたという。
 
「20代後半から30代の女性が仕事の中でたまったストレスを解放できる空間や、久しぶりに会った仲の良い友達と過ごす貴重な時間を安心して過ごせる空間や時間を提供したい。大好きな友達と過ごす時間はそれだけで特別な時間。調べたり、迷ったりするストレスからも解放してあげたい」と、一棟貸し事業のコンセプトを固めた。
 
「純粋度100パーセントで生きていたい」と、自分らしい仕事を作っていく菜奈未さん。一棟貸しのログハウスは最大4人までの利用で1泊5万円を想定。「滞在中にどんなことを体験したいのか」を事前にヒアリングし一組ずつカスタマイズした体験を提供する。
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