船橋小学校卒業生がタイムカプセル開封式、「20歳の自分へ」夢託す
2/22(水)船橋小卒業生がタイムカプセル開封式
「20歳の自分へ」夢託す
船橋小学校(船橋市本町4-17-20)で2月18日、2014(平成26)年度卒業生を中心にタイムカプセル開封式が行われた。
今年創立150周年を迎えた船橋小学校は、2014(平成26)年に新校舎が完成。当時、新校舎の完成記念として、船橋小学校父母と教師の会、本町地連合町会からタイムカプセルを入れる「とこしえの碑」が寄贈された。
新校舎になって初の卒業生である平成26年度卒業生は、小学6年生の当時、20歳の自分に向けた手紙を書いて記念碑の下に埋めた。それから8年が経ち、今年20歳となった卒業生88人のうち22人の卒業生と当時の校長、担任、船橋小学校父母と教師の会の会長、本町地連合町会副会長らが出席した。
「この日を迎えられて感慨深いです」と話したのは、卒業生の佐原千瑛さん(20)。この代ではタイムカプセル開封に向けての実行委員を作っていなかったため、今回、参加者を集めるにあたって、当時、父母と教師の会の会長を務めていた佐原さんが中心となって、卒業生に声をかけていったというが、連絡先すらわからず招待ができなかった人もいたと苦労を話し、「小学校を卒業して繋がりが薄くなってしまった人もいるが皆それぞれの夢に向かって頑張ってほしい」と続けた。
開封後はかつての同級生と手紙を読み合いながら「当時は今のことしか考えてなかった」「きっと未来の自分も楽しく過ごしてほしいと願っていた」との声が聞かれた。中には今年1月に開催した成人式をきっかけに再会し、親交を深めている卒業生もいるという。
長年、父母と教師の会の会長を務めてきた新井衛さんは、「(卒業生には)『おらがまち』の意識を持ってほしい。昔に比べて今は地元の縁が薄れてきているが将来自分の子ども達が船橋小学校に入りたいと思えるような環境を次世代に繋げていきたい」と話した。