馬込沢の「生活応援サービスあおい海」が東北復興応援の青空市開催、開設以来念願の「子ども食堂」も同時開催
10/28(木)馬込沢の「生活応援サービスあおい海」が東北復興応援の青空市開催
店主念願の「子ども食堂」も同時開催
東武アーバンパークライン・馬込沢駅から徒歩約20分、「鎌ヶ谷グリーンハイツ」に隣接する「生活応援サービスあおい海」(鎌ケ谷市西道野辺11-33、TEL047-774-1200)が10月23日、「第5回復興応援・青空市」を開催し、近隣住人でにぎわった。
2018年12月にオープンした「あおい海」は、地域の高齢者を支える生活応援サービスの提供や飲食もできる憩いの場として地域で親しまれている。
同エリアでは住人の高齢化が進み、同店では、草取りや買い物のサポートなど生活応援サービスへの申し込みが年々増えているという。店内ではオープン当初から、東日本大震災の被災地の食品や工芸品の販売をしているほか、千葉県の台風被害など全国被災地の一部へ義援金を贈るなどの支援活動も続けている。
今回の青空市は、地域交流と収益の一部と募金を東日本大震災の被災地である宮城県気仙沼市へ義援金として送ることを目的として開催。気仙沼の「丸光製麺」の麺類、「モーランド」の乳製品、「パルポー」の菓子や、岩手のりんご、鎌ケ谷市の農家の枝豆や近郊でとれた野菜などを販売した。
また近くに住む女性たちが手作りした通学用のバッグやヘアゴムなども並んだ。手作り品を販売する小中学生の子を持つ藤本真弓さん(鎌ケ谷市在住)は「あおい海はママ友とおしゃべりができる場所」と話した。
鎌ケ谷市に住む須長恵子さんと船橋市藤原に住む金子桂子さんは、ビーズや布で作った小物を2人で販売。「たまにここで一緒にご飯を食べるのが楽しみ」と笑顔が絶えない。
同日、同店の倉庫ではリサイクル品を山本美由喜さんが揃え、女性服を100円均一で販売。山本さんは平日はケアマネージャーとして鎌ケ谷市に勤務し、休日は自宅(船橋市古和釜町)でカフェとフリーマーケットを営み、高齢者の相談にのったりしているという。「あおい海は、ここではなくてはならない存在」と山本さん。
同店マネージャーの及川孝志さんは「オープン当初からの『地域の高齢者の応援』『地域の憩いの場』『被災地の支援』に加え、地域の子どもたちのために『子ども食堂』の開催を目標としてきた。準備の都合で子ども食堂はようやく9月から始めることができた」と話す。
「子ども食堂」は毎月第4土曜日の営業時間内(11:00~17:00)にカレー(ミニサラダ付き)を18歳までの子どもたちに100円で提供する。数量は制限していないがカレーがなくなったらおにぎりなどで対応し、断ることはしない」と及川さん。カレーはスタッフの櫻井美智子さんが作り、「みっちゃんカレー」と常連客に日頃から親しまれているという。
「ここに来て元気をもらえたわ」と高齢の女性に声をかけられた及川さんは「こういう言葉が一番うれしいんです」と笑顔がこぼれた。