船橋駅近くの葬儀業「こみや」が「cafeヴェルデ」オープン、新事業としてスタート
3/17(金)船橋駅近くの葬儀業「こみや」が「cafeヴェルデ」オープン
新事業としてスタート
船橋駅南口にある山口横丁の通り沿いに「cafeヴェルデ」(船橋市本町4-38-29)が昨年11月1日にオープンし、まもなく5カ月を迎える。
同店の代表は、長年この場所で葬儀業を営む「こみや」代表の古宮秀和さん。「コロナ禍になってからお葬式をあげる人がほとんどいなくなり、今後について悶々とした日々が続いていた」と話す古宮さん。
古宮さんの義兄の新井衛さんが焼き鳥店など飲食店での経験があったことから、姉夫婦と相談した結果、事務所だった場所を縮小して地域の人が気軽に集まれるようなコミュニティーカフェにすることになったという。
店長を務める新井さんは「飲食の仕事は夜が遅いので、子どもとの時間を優先したいので25年前くらいに辞めたんです。子育ても一段落したので、そろそろ飲食の仕事をしたいという気持ちもあった」と話す。
店名は古宮さんの母親が緑色が好きだったことから、イタリア語で緑という意味を持つ「ヴェルデ」と名付けたという。約8坪の店内にはカウンター7席、外のテラスには2席を用意する。カウンター越しにはさまざまな風合いのコーヒーカップが並べられ、「このカップで飲みたい」とリクエストする来店客もいるという。
ランチメニューは「豚モツ煮込定食」(750円)、「本鮪刺身定食」(1,300円)、「本日のパスタ」(900円)などを用意。いずれの定食にも小鉢が5、6品つく。
「カフェなのにモツ煮込みが一番上にあるので驚く方もいます」とほほ笑む新井さん。モツ煮のモツは、新井さんの妻の同級生の佐藤精肉店(海神)から新鮮な肉を仕入れているため「新鮮でやわらかくて臭みもなくおいしい」と常連客から好評だという。マグロは、古宮さんの同級生の船橋市場内にある卸業者「石川水産」から仕入れている。
夜のメニューは、「駄菓子屋リュウ君の店」(本町)の店主に直接教えてもらったという「ベー玉」(550円)や、「本日の小鉢5点」(1,000円)、「レバ炒め」(800円)などのほか、「日本そば」や「焼うどん」の締めのメニューも用意。
ドリンクはコーヒー、紅茶(各550円、ランチタイムは350円)、クリームソーダ、コーヒーフロート(各650円)などのほか、ビールや焼酎、ウィスキー、日本酒など幅広くそろえる。
「近所のおばあちゃんたちがグループで来てくれて、ランチの後、お茶を飲みながら話している姿を見るのが楽しい」と古宮さんと新井さん。「みんなの憩いの場になるようなカフェにしていきたい」と力を込める。
営業時間11時~14時(L.O)、18時~21時(L.O)。土・日曜はディナー休み、月曜定休。