市内梨農園「芳蔵園」で2日間の「梨の花マルシェ」、食事や音楽を楽しむ地域住民で盛り上がる
4/16(日)梨農園「芳蔵園」で2日間の「梨の花マルシェ」
食事や音楽を楽しむ地域住民で盛り上がる
船橋の梨農園「芳蔵園」(船橋市二和東2-7-7)で4月15、16日の2日間で「梨の花マルシェ」が行われた。
同イベントは2022年4月から開催しているもので「ひらけた農園に、地元への還元祭」がコンセプトとなっている。梨の花の季節である4月と、実のなる季節の年に2回開催し、今回で3回目となった。
同園園主の加納慶太さんは「農園にこんなに人が集まってくれるのが毎回うれしくて」と笑顔を見せた。1日目は雨にも関わらず約90人が、2日目は約230人の来場者が農園を訪れた。
また、フルーツサンドなどを販売する「FromFarm(フロムファーム)」の責任者である妻・智恵さんは「毎回集客に不安を感じるが、地域の方が毎回集まってくださり感謝の気持ちでいっぱい。出店者の子どもたちもお手伝いしてくれている。配置や動きなどやっと形になってきたなと感じます」と話す。
出店者はキッチンカーやブース出店などさまざま。キッチンカーは、「パイナポーキッチン」ではキューバサンドを販売、「eatfor」はカレー、「ハッピーモンスター」は駄菓子、「はつせいえんクレープ」、「焼芋屋きんちゃん」も出店した。市内でチーズを作る「皆川牧場」のチーズの試食販売、「houci(おうち)」の麹を使ったワークショップ、「ぶんかのひ」のハンドメイド販売、「はちめもわーる」の焼き菓子、三須トマト農園や地元の野菜ほか、「From Farm」のフルーツサンドや飲み物の販売も行われた。
出店者からは「愛のあるこの場所に来られて幸せ」「この地域の人のパワーがすごい。地域の方たちと交流ができてありがたい」との声が聞かれた。
また、来場者は「今回で2回目。食べ物がおいしくて楽しい」「たまたま通りがかって寄りました。地元が盛り上がっていてうれしい」と笑顔を見せた。
イベント開催中には音楽ライブも行われ、菊川夏未さん(ピアノ)と佐藤ありささん(バイオリン)による生演奏をはじめ、「ハピペア」(ウクレレ、キーボード)、絵本朗読会、高校生バンド「Ahi°(エーハイド)」などが会場を盛り上げた。
12時からの抽選会では、出店者からの景品があり、名前を呼ばれた当選者が喜びの声をあげた。
「FromFarm」は2021年2月にキッチンカーからスタートし、2022年11月には習志野駅改札口に自販機と販売所、今年3月にはアンデルセン公園内に店舗を設立、今年5月には農園カフェのオープンを予定している。
「農園で音楽が聞けるのが良い。カフェがオープンしたら定期的に音楽とのコラボもしたい」と智恵さん。慶太さんは「カフェでは地元の野菜やチーズなどの生産者の思いを伝えて、もっと知ってもらいたい」と意欲を見せた。