第3の居場所づくりを目的としたイベント「こども縁日」、 「日中一時支援など社会福祉についての認知度を高めたい」

  2023/5/2
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以下は 1 年前に書かれた内容です

5/2(火)第3の居場所づくりを目的としたイベント「こども縁日」

「日中一時支援など社会福祉についての認知度を高めたい」

 日中一時支援「air 薬円台」(船橋市薬円台5-32-3、TEL 080-6726-1810)で4月30日、一般社団法人「地域でこどもが育つ会」のメンバーによる「こども縁日」が行われた。

 同イベントの開催は今回で3回目。一般社団法人地域でこどもが育つ会(船橋市習志野台8)の金子智奈美さん(33)の娘・穂乃杏(ほのあ)さん(6)の「おまつりを作りたい」という発案から始まり、穂乃杏さんが他イベントの主催者に質問をしたり、親子間でやりとりを重ねたりして開催に至ったという。

 同イベントには智奈美さんの「地域のみんなの居場所をつくりたい」という思いも込められ、こども食堂の一環としてワークショップや小さな祭りを企画し、子どもも大人も誰でも参加できるイベントとなっている。

 同日は天候不良のため開始予定時刻より2時間遅らせて14時~16時の開催となったが、約20組の地域の親子連れが来場した。同イベントの参加費は子ども無料、大人300円。

 会場となった施設は「地域でこどもが育つ会」が日中一時支援を行っている場所。同団体は2021年に設立後、それぞれの個性を発見して活かし、自立に向けたチャレンジを支えるさまざまなサービスを展開している。

 祭りでは「ゆらゆらマスコット」や「クリアファイルポシェット」を作る子ども向けのワークショップのほか、「こどもコーヒー店」「おやつすくい」があり、来場した親子でにぎわった。

 また焼き芋移動販売の「焼き芋きんちゃん」から子どもたちへの焼き芋の差し入れも届き、甘い焼き芋に子どもたちは笑顔を見せた。

 「こどもコーヒー店」では子ども同士が助け合ったり役割分担をしながら訪れた人にコーヒーを振る舞い、エプロンを身に付けたこどもコーヒー店の店長は「楽しかった」と笑顔で話した。

 「日中一時支援など社会福祉についてまだまだ認知度が低いと感じるので、知ることで利用しやすく生活しやすくなるよう認知度を高めていきたいと思っています。〇〇が好き、〇〇に興味があるという所から自立へと向かっていけるような支援を目指しているので、こうしたイベントをきっかけに見学に来ていただいたり、従事者と気軽に話してもらえれば。回を重ねるごとに関係者や来場者の繋がりからじわじわと相談や見学が増えてきているので、子どもも大人もコミュニティーづくりや共助の関係性が残る文化を、みんなで一緒に育てていけたらと思っています」と智奈美さん。「次回のこども縁日はキャンプの内容で考案中」とも。

  • お気に入りのクリアファイルポシェットを持ってポーズする参加者

  • 「秋田屋」の豆を使ってコーヒーを振る舞う子どもたち

  • 賑わうワークショップの様子

  • 大人気のおやつのつかみ取り

以上は 1 年前に書かれた内容です
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