船橋芝山高校サッカー部が千葉県大会で創部初ベスト8、インターハイは市船が2年連続出場
7/12(水)船橋芝山高校サッカー部が千葉県大会で創部初ベスト8
インターハイは市船が2年連続出場
千葉県立船橋芝山高校(船橋市芝山7-39-1)サッカー部が、「千葉県高等学校総合体育大会サッカーの部」で創部以来初となるベスト8になったことが分かった。
同大会は5月27日から始まり、県内から170校が出場し、予選はA~Kまでの12ブロックに分かれて行われた。同校は2回戦で千葉敬愛高校(四街道市)に2対1、3回戦で翔凛高校(君津市)に2対0で勝利し、決勝トーナメントに進出。
決勝トーナメントは県内の強豪校16校が集まる中、敬愛学園と対戦し2対1で勝利して駒を進め、ベスト8に。6月11日に開催された準々決勝では市立船橋高校と対戦し、0対2で船橋芝山高校が惜しくも敗れ、ベスト8で大会を終えた。
「ベスト8が1つの目標だった」と話すキャプテンの池田颯太さん。「2回戦で対戦した千葉敬愛に4月に惨敗していたので、勝った時はみんな盛り上がったしリベンジできてうれしかった」と振り返る。去年の雰囲気とは違い、今年のチームは少し静かで物足りなさも感じたという池田さん。「大会が始まる前から声かけしながらみんなのモチベーションをあげていった結果、ここまでこれたと思う」と話す。
部員でもありながら今回の大会では応援団長を務めた志賀一貴さん。今回から声出しの応援が可能になったことから、志賀さんが中心となって応援用の歌詞を考え、チームカラーの赤のメガホンを持って部員全員が団結して応援練習をしたという。
「部活の後にみんなで応援練習した。千葉敬愛に勝った時は、メガホンを投げてみんなで喜びを分かち合った」と話す。「応援のおかげでベスト8という結果に結びついた」と池田さんと志賀さん。
「心でサッカーをして千葉県を驚かす」をテーマに掲げている同部。同校7年目の顧問の菊野将史さんは「創部初のベスト8。部員92人全員で勝ち取った結果だと思う」と話す。「グラウンドは私立高校のような人工芝ではなく土のグラウンドなので、雨の次の日はみんなで水ぬきしたり、グラウンド整備もやってきた。キャプテンは今の時代にはめずらしいくらいの熱い思いを持っているので、メンバーに何を目標にどうがんばっていくかをきちんと伝えて、それをみんなが理解して試合をするようになってから変わっていった」と振り返る。
「部員それぞれが自分ができることを全うする。みんな本当にかっこよかった。これで満足するのではなく、ずっと強さを維持して勝ち続けることを目標にがんばってほしい」と期待を込めた。
現在も「高円宮杯 JFA U-18 サッカーリーグ」で試合が続いている同部。池田さんは昨年は初めて2部リーグに昇格したことに触れ、「今年も残留できるようにがんばりたい」と話し、志賀さんは「応援団長としてやりがいはありましたが、残りの試合は選手としてメンバー入りできるように、がんばっていきたい」と意気込みを話した。
「千葉県高等学校総合体育大会サッカーの部」の決勝は6月18日に行われ、市立船橋と流通経済大柏が対戦。3対2で市立船橋が勝利し、2年連続30回目のインターハイ出場を決めた。今年のインターハイは北海道で開催され、市立船橋高校は7月29日に岩手県の遠野高校と対戦する予定。