馬肉を移動販売のみで提供する「桜印商店834」、馬肉好きも驚く珍しい部位も
7/29(土)馬肉を移動販売のみで提供する「桜印商店834」
馬肉好きも驚く珍しい部位も
千葉県、東京都、茨城県の1都2県で馬肉の移動販売を行う「桜印商店834」が2月から営業を始め、まもなく開業から5カ月を迎える。
店主の大野剛史さんは、茂原市出身で現在は船橋市在住。もともと馬肉が好きだったことから、「馬肉をもっと身近に」をモットーに移動販売を始めた。「馬肉はなかなか買える場所がない。最近スーパーでも買えるようになってきたが、量や種類は少なく、ふるさと納税で食べる機会がある程度という人も多い。もっと多くの人に、おいしい馬肉を手軽に楽しんでほしいと移動販売を始めた」と大野さん。
現在は船橋市内だけでなく、市外や東京都、茨城県内の道の駅やショッピングセンターなどに週4、5日程出店している。カナダ産やアルゼンチン産などの輸入品のほか、熊本県肥育産、会津産といった国産もそろう。大野さんは、「種類が豊富でリーズナブルに提供できるのは輸入品。国産にはファンも多く、お客様のニーズからそろえるようにしています」と話す。
メニューは調味料を含めて13種類。馬肉は冷凍のみ。大野さんのおすすめは、赤身で繊維が細かく柔らかい食感が魅力だという「ヒレ刺し」。適度な脂の旨味と絶妙な食感が特徴だという「馬タン燻製」は、希少部位のため馬肉好きにも驚かれるという。
「どの部位を買おうか迷ったときにおすすめ」なのは、モモ・ロース・ヒレの3種類が入った「食べ比べセット」とも続けた。「食べ比べセット」と、馬のたてがみの下にある希少な脂身「こうね刺しスライス」、専用のタレが付いた「特選桜ユッケ」はカット済みだが、ほかはブロックでの販売となる。大野さんは、「2mmの厚さにカットするのが一番おいしい食べ方。厚みによって食感が変わる」とこだわりを話した。
会津ではおなじみだという「辛味噌」や、九州のたまり醤油のような甘めの味わいの「馬肉に合う醤油」といった調味料も販売。「今後は桜印商店オリジナルの調味料を開発して販売し、さらにアピールしていきたい」と笑顔で話す。
関連ページ:桜印商店