二宮神社の節分祭で神楽の奉納と豆まきなど 境内を練り歩く鬼を参拝者らが征伐
2/3(月)二宮神社の節分祭で神楽の奉納と豆まきなど
境内を練り歩く鬼を参拝者らが征伐
二宮神社(船橋市三山5-20-1、TEL047-472-1213)で2月2日、節分の神楽の奉納や豆まきなどを行う「節分祭」が行われ、小雨が振り気温も低かった天候にも関わらず、多くの参拝客が訪れた。
「節分祭」は14時から開始され、開始時間になると招待客などの関係者が拝殿に集まり、拝殿内で神楽奉納などが行われた。一般の参拝客向けに神楽や獅子舞が公開されたのは15時ごろからだったが、14時には片手に福豆を持った参拝客が集まって来ていた。
15時近くになると拝殿から「獅子舞」が現れ、参拝客に向かって舞を披露した。その後「大黒舞」なども奉納され、カメラを持った参拝客が神楽を写真に納める姿も多く見られた。拝殿内で神事と神楽奉納を、その次に参拝客に向けての神楽奉納といった流れが何度か繰り返され、すべてが終わると拝殿から鬼が現れた。
参拝している子どもたちに向け、事前に豆の配布もあり、「掛け声は『鬼は外』とは言わずに、『福は内』だけにしましょう」と事前アナウンスがあった。鬼が現れると参拝客は鬼をめがけて一斉に豆を撒いた。鬼からも豆が撒かれ、あらゆる方向から豆が飛び交った。しばらくすると鬼は舞台から降りて境内を練り歩き、近づく鬼を怖がって泣き叫ぶ幼児の姿もあった。
鬼を征伐した後は、公務が重なり参加できなかった松戸徹市長に代わって杉田副市長があいさつをすると、地元の名士たちが参拝客に向かって大きな福餅を撒いた。餅のほか、お菓子の詰め合わせ袋やアニメキャラクターの大きなぬいぐるみも撒かれ、歓声が上がった。
近隣に住み、初めて参加したという家族は「こんなに近くまで鬼が来ると思わなかった。もっと豆を持って来ればよかった」と話し、会場を後にした。