船橋・本町に専任焼き師が提供する「魚乃焼肉屋 徳川商店」 焼肉店「将泰庵」が鮮魚のプロと初タッグ

  2025/7/28
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7/28(月)船橋・本町に専任焼き師が提供する「魚乃焼肉屋 徳川商店」

焼肉店「将泰庵」が鮮魚のプロと初タッグ

 JR船橋駅から徒歩約8分ほどの場所に「魚乃焼肉屋 徳川商店」(船橋市本町3-5-1、TEL047-423-8929)が6月20日にオープンし、約1カ月がたった。

 同店は、この場所が2011年のスタートの地ともなる焼肉店「将泰庵」(本社:船橋市本町3-5-31 将泰庵ビル5F)と、船橋市地方卸売市場に入る水産仲卸業者「山将」(市場1-8-1)が協業し、焼肉スタイルで魚を焼く「魚焼肉」の専門店となる。

 コンセプトは「肉を焼かない焼肉屋」。同所ではこれまでしゃぶしゃぶなど多彩な業態を展開してきたが、同社代表の木原徹さんと「山将」代表・山口将太さんがつながりがあったことから、新たな路線を打ち出した。

 「山将」の主なクライアントは飲食店となり、市内では市場内の「大乃屋食堂」や日本料理、フレンチレストランなどに卸しているという。「『魚焼肉』って聞いたときは、せっかくの新鮮な魚介なのに焼くというのは正直もったいないなんて思っていたが、焼いた大トロはカルビのよう、トラフグは塩とレモンで味わうとタンのようにも感じられて、これはやってみたいと思った」と山口さん。

 店内はテーブル20席、小上がりの座敷8席を備え、ひとり客から家族連れまで幅広い層に対応する同店では、専任の「焼き師」が魚介を焼き上げ、レアで提供する。 「本日の厚切り魚(うお)焼肉5種盛り合わせ」(3,001円)では、マグロ・サーモン・ブリ・タイ・トラフグなど、その日最も脂がのった魚を厳選。「写真では伝わりにくい」という切り身の厚みに、実際にテーブルで見て驚く来店客も多いという。

 また、メニューには「カルビ」(一魚581円)、「上カルビ」(一魚801円)とあるが、「カルビ」はマグロの赤身を指し、「上カルビ」は中トロのことを指している。「メニューを見て、『これってどういうこと?』と質問されるお客様もいらっしゃいます」と、将泰庵・営業本部長・林正朗さんは話す。

 各テーブルには「特選焼肉だれ」「おろしぽん酢」などが置かれ、焼き肉のようにタレを付けて食べるスタイル。「魚焼肉専用ごはん(赤酢めし)」(361円)も用意し、使用する酢は古くから江戸前寿司に使用されてきた「横井醸造」(江東区新木場4)の赤酢を使用。「将泰庵でも使用している酢なので、知っている人なら店舗間のつながりも感じてもらえるのでは」と林さん。

 ドリンク類には、魚介に合わせた日本酒やワインも豊富に取り揃える。「名物3大サワー」としている商品は、ジンソーダの「徳川サワー」、ガリを混ぜた「寿司屋のサワー」、大葉を乗せた「大葉サワー」(各638円)も揃える。一品料理も充実させ、「絶品カルビのユッケ」(1,868円)、「焼肉屋のなめろう」のほか、「粋天(いきてん)〜なめろうの天ぷら〜」(各878円)も好評だという。

 同社は現在は国内外を含めて直営8店舗、フランチャイズ3店舗を展開。焼肉業態だけでなく、ハンバーグやしゃぶしゃぶにも取り組み、近年では「しゃぶしゃぶ将泰庵 ヨドバシHD池袋ビル店」でハラール認証を取得するなど、幅広いニーズに対応した取り組みも進めている。

 「船橋から新たな旋風を巻き起こしたい」と林さんは意気込みを見せる。

 営業時間は17時~23時(L.O.22時30分)。不定休日あり。

関連サイト:
魚乃焼肉屋 徳川商店

  • (左から)山将の山口さんと将泰庵「徳川商店」の林さん

  • 座敷もある店内は子連れでも利用しやすい雰囲気

  • 「絶品カルビのユッケ」(1,868円)

  • 「なめろう」を天ぷらにした「粋天(いきてん)」

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