小室公園で4年ぶり2日間の「小室夏まつり」、初日は約500発の打ち上げ花火も
8/24(木)小室公園で4年ぶり2日間の「小室夏まつり」
初日は約500発の打ち上げ花火も
市内北部、北総線小室駅近くの小室公園(船橋市小室町3313)で8月19日、20日の2日間にわたり「小室夏まつり」が開催された。
コロナ禍では開催を自粛し、昨年は規模を縮小して1日のみ開催だったが、今年は4年振りに恒例の打ち上げ花火も含めた2日間の開催となり、延べ約8000人が会場に訪れた。
同祭りの主催は「小室夏まつり実行委員会」。実行委員長は小室地区連絡協議会副会長の伊達禎之さん。「思い出そう!楽しもう!もっと小室を好きになる夏まつり」をスローガンに、「町を元気にし、地域住民が家族ぐるみで楽しみ親睦できる夏まつり」を目的としている。
同祭りでは両日とも11時から模擬店をオープンし、13時過ぎからステージイベントが行われた。ダンス、吹奏楽演奏、ギター演奏、バイオリン演奏、小室在住の演歌歌手による歌唱、「小室笑幸会」によるばか面踊り、盆踊りなどが次々と披露され来場者を楽しませた。
中でも初日終盤に行われた「町会・自治会対抗あっちむいてホイ!大会」は盛り上がりを見せた。地元の団体や飲食店による屋台や模擬店も会場に並び、来場した子どもを対象にジュース、アイス、光るブレスレットの無料配布も行われた。
初日の16時、花火の場所取りが解禁されると、会場隣りの野球場にもレジャーシートが敷かれるほど、多くの人が来場した。打ち上げが始まると来場者は上空を見上げ大迫力の花火を堪能した。
連発で打ち上げる「スターマイン」が披露されると会場は拍手と歓声に包まれた。花火が終わった後もステージ前ではミニフェスが行われ、DJの流す音楽に合わせて若者たちがタオルを回しながら踊り、会場は笑顔と熱気に包まれていた。
「頭上で打ち上がる小室の花火を見ると、ほかの花火大会では物足りなく感じるようになるんですよ」と伊達さん。「何十年も続いてきた伝統のある祭り。この先もまた何年、何十年と引き継いでいかれるものにしていきたい。そのためにはまず大人が楽しみながら率先して盛り上げ、子どもたちにそれが伝わり、大勢の住民が携わって小室町全体で大切にしていく事が大事だと思います」と話した。
家族連れで来場した小室町在住の佐野さんは「場所取りをしていたので花火をゆっくり楽しめました。4年ぶりに花火を見たが、こんなに近かったんだ、と思いました。人も多くて驚きました」と笑顔で話した。
伊達さんは2日間を振り返り「過去一番の来場者数のお客様が足を運んでくださり感謝です。運営側と住民の皆さんとの距離も近く一体感が生まれ、改めて小室を好きになり、大好きな町としてこれからも大切にしていきたいと思いました」と充実した表情で話した。