津田沼駅前の蕎麦店「志な乃」、創業以来初の大規模リニューアル

  2023/9/12
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以下は 1 年前に書かれた内容です

9/12(火)津田沼駅前の蕎麦店「志な乃」

創業以来初の大規模リニューアル

 津田沼駅北口からすぐ近くにある老舗蕎麦店「志な乃」(船橋市前原西2-14-8、TEL 047-475-2601)が8月10日、リニューアルオープンした。

 昭和55年、津田沼駅前の旅館の娘であった現在の店長の速水啓輔さんの母親が創業した同店。津田沼駅前の再開発の最中、仮設店舗でスタートしたという。その後、40年以上改修を重ねながら営業してきたが、今年5月下旬から改装のため休業。創業以来初めてとなる、店舗設備を入れ替える大規模改装を終えてリニューアルオープンした。

 20坪の店内はテーブル席が40席。人通りの多い津田沼駅前にありながら、店内は静かで落ち着いた雰囲気。

 同店の1番人気は「天せいろ」(1,500円)。蕎麦や出汁は開店当初から変わらず、毎朝店で仕込んでいるという。「化学調味料や保存料は使っていない。蕎麦の実の中心部から取れるさらし粉とその外側の挽きぐるみを使用した蕎麦は、ツルツルとした食感と香りの両立にこだわって、透明感があり光る麺に仕上げている」と、速水さんは話す。

 リニューアルオープンに際して新メニューも充実させたという同店。サラダ付きの定食や「年配の方にも食べやすいように」と、小さいサイズの商品を充実させたほか、温かい野菜炒めを冷たい麺にのせた鴨野菜炒めなどのオリジナルの商品も用意する。旬の野菜を使用した季節のおすすめメニューも展開していく。

 「これまでは年配のお客さんが多かったが、リニューアルを機にいろんな世代にアプローチしていきたいと思いメニューを充実させた。お酒を飲んだら締めにラーメンを食べるのは定番だが、30歳を過ぎたら締めに蕎麦、というのも良いんじゃないかな。蕎麦屋でお酒を楽しむ文化を若い世代にももっと定着させていきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は11時〜22時30分、年中無休。しばらくの間は21時閉店、水曜休業。

  • さらし粉を使用したみずみずしく艶やかな麺

  • 店舗外観

  • リニューアル後の店内

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