4年ぶりの「ふなばし市民まつり」が5会場で盛大に、出店や音楽ステージなど多彩な内容
10/17(火)4年ぶりの「ふなばし市民まつり」が5会場で盛大に
出店や音楽ステージなど多彩な内容
船橋市最大のイベント「第56回ふなばし市民まつり」が10月14日、15日に4年ぶりに開催され、新会場の津田沼会場を含む市内5つの会場では大勢の来場者で盛り上がりを見せた。
酷暑を避けて初めての秋開催となった同祭り。晴天に恵まれた初日、船橋会場では本町・宮本通りでフリーマーケットやストリートダンス、和太鼓のステージなどを行う「ジョイ&ショッピングフェア」が開催され、歩行者天国となった通りは歩くのが大変なほど多くの人でにぎわった。
フリーマーケットには約150団体が出店し、市内特産品の販売やパトカー乗車体験、スライム作りのなどのワークショップのほか、和太鼓やダンスを披露するステージなど多彩な内容で親子連れなど来場者が楽しむ様子が見られた。
「市民ギャラリー」(船橋スクエア21、3階)では、市内企業の紹介や製品の展示・販売などを行う「めいど・いん・ふなばし」を開催。市内工業に関するクイズに答えて市内協賛企業の商品がもらえるというスタンプラリーも行われ、スタンプカード配布開始前から親子連れなどが列を成すほど大盛況だった。
船橋会場の2日目は、雨のため14時からの開始に。よさこいソーランには、今年日本一になった市内のチーム「REDA舞神楽」をはじめ、市立船橋高校吹奏楽部、座って踊る「座よさこい一座」など6団体が踊りを披露し、観客で埋め尽くされた沿道から大きな拍手や声援が送られた。よさこいを見るために来場したと話す60代の女性は「久しぶりのよさこいに、元気をもらったし涙がでました」と話した。夜にはばか面踊りとお囃子が鳴り響き、行列ができる屋台もあった。
今回新たに会場として加わった津田沼会場は、初日は約4万人が来場。2日目は雨のため、カードラリー「ルカをさがせ!」と音楽ステージ会場のみの開催になった。前原商店会会長大塚智明さんは「苦渋の決断でしたが、来年につながる祭りになったと思います」と話した。
習志野台会場では、JuJuきたなら広場を中心に、焼き鳥やおでん、から揚げなどの屋台が並び、ステージでは、ハワイアンやダンス、太鼓演奏などが披露された。15日は雨だったが、広場に屋根があるため、演奏や踊りのほとんどのプログラムが実施された。
習志野台商店街振興組合会長で、祭りの実行委員長の天羽さんは「4年ぶりの開催でみんなが楽しみにしていた。休みの期間があって再開に困難もあったが、新しいアイデアを盛り込むことを心掛けた。前と同じではダメで進化を見てもらえれば」と話した。
ハワイ音楽を演奏したヒナヒナウクレレバンドの今井さんは、「コロナが少し落ち着いて、介護施設などを訪問して演奏を続けていた。お年寄りがとても喜んでくれたことが励みになって続けられた。今日も皆さんに喜んでもらえれば」と話した。
二和向台会場は二和向台駅を中心に両日とも開催され、子どもたちによる和太鼓演奏や鼓笛隊パレード、ヒップホップなどのパフォーマンスが披露された。
市民まつりのフィナーレを飾る花火大会は、船橋港親水公園を会場にして10月18日に行われる。