東船橋・おおすか整形外科で 「第38回転ばぬ先の体操教室」、無料開催し「みなさんの健康維持・増進の一助に」
10/11(火)東船橋「おおすか整形外科」で 「第38回転ばぬ先の体操教室」
無料開催し「みなさんの健康維持・増進の一助に」
JR東船橋駅南側にある「おおすか整形外科」(船橋市東船橋1-22-8、TEL 047-411-0777)で10月8日、「筋肉は裏切らない」と題して「第38回転ばぬ先の体操教室」が無料開催された。
同院では2、3カ月おきに「転ばぬ先の体操教室」と題した市民向けの公開講座を実施している。今回の参加者は50代~80代の18人、そのうち男性参加者は3人だった。
まずはじめに、参加者全員の筋力チェックが行われた。高さ40cmから10 cm刻みに低くなる台があり、一番低いもので10cm。その台に座り、両手を前に組んだ状態で片足で立ち上がれるか、もしくは両足で立ち上がれるかをチェックした。参加者のひとりは「10cmの台に座ると膝が痛くなる」と話していた。
スクリーンを使った講義では「老人」「シルバー」「シニア」「高齢者」の呼称の定義、そして現在の日本は高齢化社会ではなく、すでに「超高齢化社会」であると説明された。
また、「ロコモ」「フレイル」「サルコペニア」などの、筋力が低下してうまく動けない状態を表す言葉の説明、さらには「ロコモ」や「フレイル」は適切な対策により予防改善が期待できることも話があった。
そして筋力をつけることにより、骨密度が高まる、脂肪減少、代謝能力の向上などの効果があるとも説明があった。
さらに、最初の筋力チェックで、「どちらか一方の脚では40cmの台から立ち上がれないが、両脚で20cmの台から立ち上がれる」となると筋力の低下が始まっている状態であることも伝えられた。
最後に、加齢によって筋力は減ってしまうが、何歳になっても筋肉をつけることはでき、それによりロコモ、フレイルの予防改善が期待できることを学んだ後は「これだけ体操」と名打たれた6種類の簡単な体操を参加者全員で実践した。
「運動は10回×3セット×週2日が望ましいが自分のペースで無理なく続けることが大切。継続は力なり」と同院院長の大数加光治さんから話しがあり、締められた。
体操教室終了後、大数加さんは「コロナ禍になってからリアルの教室で18人という人数が集まったのは初めて。多くの人に伝えられるのはうれしい」と話した。
今回参加した女性は「恥ずかしながら『フレイル』という言葉を今日初めて知りました。大変勉強になりました」と話し、別の女性は「体操は実践あるのみですね。がんばります」と笑顔で院を後にした。