イオンモール船橋で食品ロス削減フェア開催、キッチンカーでの物販や東邦大学がブース出店
10/27(金)イオンモール船橋で食品ロス削減フェア開催
キッチンカーでの物販や東邦大学がブース出店
船橋市は、10月の食品ロス削減月間の取り組みとして、10月28日、29日の2日間、「イオンモール船橋」(船橋市山手1-1-8)屋外の「よってこテラス」で「おいしく食べよう!たのしくへらそう!食品ロス削減フェア」を開催する。
同イベントは、規格外品を使用した商品作りや余剰食材が発生しないような発注など、食品ロスの削減に積極的に取り組む市内の事業者が参加するイベント。昨年は市役所での開催だったが、「イオンモール船橋」での開催は初となる。
今回の出店は6店舗。28日には野菜を皮ごと使用した食材が入った「+naturi」(本町)が弁当を販売、「ロイヤル」(高瀬町)は工場で食品ロスとなり得る製品を使用したケーキを販売する。
29日には「ZUCCAMO(ツッカーモ)」(西習志野)が規格外の人参を使用した「船橋にんじんポタージュ」を販売、船橋・柏を中心に回るキッチンカー「しろのはち。」は、大量発注を防ぐことで食材を無駄にすることなくクレープを販売する。「ZUCI(シュチ)」(薬円台)は、そのままでは流通できないパクチーをペーストにして使用することで食品ロス削減に取り組んでいる。
両日出店する「船橋4Hクラブ(船橋市農業青少年クラブ)」では、市内の農家が規格外などの野菜を販売する。
そのほか、東邦大学の生命圏環境科学科のフューチャープロジェクトのひとつである「フードロス削減プロジェクト」も出店。オリジナルの青果鮮度保持袋「Fresh Keeper」を紹介・プレゼントする。同商品は、鮮度保持フィルムの独自技術を有する素材メーカー「住友ベークライト」とのコラボレーションで生まれた商品。同商品を周知することで「フードロス問題」を知ってもらう活動を実施。
クイズに答えると賞味期限の迫った市の防災備蓄品市が当たる「食品ロスクイズ」も実施するほか、「出張フードドライブ」も実施する。「フードドライブ」とは、缶詰、レトルト食品、米、調味料、麺類、離乳食など、家庭で食べきれないなどの理由で眠っている食品を集め、子ども食堂などに寄付するもの。寄付が可能なものとして、賞味期限が明記され、消費期間が2カ月以上残っているもの、未開封で常温保存可能なもの、破損で中身が出ていないものが対象となる。
同イベントを主催する環境部廃棄物指導課の髙田龍一さんは、「食品ロス削減は、事業者だけ、消費者だけで成立するものではなく、事業者と消費者が一丸となって取り組むことが大切だと感じています。普段の生活を少し変えて生活に取り入れるだけでできる取り組みがたくさんあるので、イベントを通して、たくさん紹介していきたいと思っています」と話す。
開催は10月28日、29日、10時〜16時。
関連サイト:https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/gomi/013/p108857.html