年に1度の「ふなばしミュージックストリート」開催、音楽が街中にあふれた2日間
10/27(金)年に1度の「ふなばしミュージックストリート」開催
音楽が街中にあふれた2日間
船橋最大の音楽イベント「ふなばしミュージックストリート」が10月21日、22日の2日間、市内の7会場で行われ、いずれの会場も多くの来場者で盛り上がった。
2014(平成26)年から「音楽でまちを元気に!」をテーマとして始まった同イベント。10回目となる今回は、過去最多となる市内・市外から集まった600人以上のミュージシャンが参加し、約30人の実行委員と100人以上のボランティアスタッフの協力のもと、盛大に開催された。
両日とも天沼弁天池公園、北口おまつり広場、東武百貨店船橋店屋上、FACEビル連絡デッキの4会場では、ロックバンドやゴスペル、三味線、ヴァイオリン、ウクレレ、ダンス、ジャズなど幅広いジャンルのステージが披露された。
また、初日は、船橋スクエア21前では今回初となる「あおぞらカラオケライブ」も実施。同ライブでは、昭和時代の歌謡曲や最近の流行りの曲などが次々と披露され、通りがかりの人が足を止めて聞き入っている様子も見られた。
2日目は4会場のほか、きららホール(FACEビル6階)で「弾き語りコンテスト」が開催された。ほぼ満員の会場の中、10組の演奏が披露され、優勝したシンガーソングライターのサイトーヨーダさんには大きな拍手が送られた。船橋市民文化ホールでは今回初となる「学生バンドコンテスト」が開催され、県内の8組の学生バントが出演。ホールいっぱいに若い歌声が響き、東京学館船橋高校の3人組バンド「夜舞詩-yomygoto-」が優勝し、会場内から大きな拍手が送られた。
東武百貨店屋上でステージを楽しんでいた薬円台南小学校4年と6年の兄妹は「初めて来ました。楽器や歌が近くで聞けて楽しかったし、演奏がすごかった」と笑顔で感想を話した。
天沼弁天池公園グラウンドでは、両日とも10店舗ずつキッチンカーも出店し、秋晴れの中、音楽を聞きながら思い思いに食事を楽しむ姿も。
今年のフィナーレは、天沼弁天池公園のステージで行われ、出演者やボランティアスタッフ、来場者らも一緒になって踊り、大いに盛り上がった。
実行委員長の声松優一さんは「10回目を迎えて、音楽が響く街になったと思う。これからももっとずっと音楽を響かせましょう」と会場に呼びかけ、最後は声松さんが作詞作曲した「皆が輪になって」を、市内で活動するシンガーソングライターの濱津(はまつ)美穂さんが熱唱。演出振付家の岡元邦治さんの振り付け指導のもと、会場内が一丸となって踊りながらステージを楽しんだ。
松戸徹市長は「音楽が街のあちこちから聞こえると素敵だと思いませんか、と10年前に小(声)松さんから話があって、ここまで続いている。音楽でみんなが1つになって、こんなに素晴らしいイベントが続いていて、すべての皆さんに感謝したい。今回10回目だが、11回、20回と目指していきたい」と話した。