運動公園で日本生命野球部による「ニッセイ軟式野球教室」、スポーツ健康都市宣言40周年記念事業の一環として初開催
12/6(水)船橋市運動公園で日本生命野球部による「ニッセイ軟式野球教室」
スポーツ健康都市宣言40周年記念事業の一環として初開催
社会人野球の選手たちによる小学生向け野球教室「ニッセイ軟式野球教室」が12月2日、船橋市運動公園(船橋市夏見台6-4-1)で開かれた。
同イベントは、今年6月に日本生命保険相互会社と船橋市との間に締結された「包括連携協定」に基づき、「船橋市スポーツ健康都市宣言40周年記念事業」の一環として開かれた。日本生命野球部による野球教室は、船橋市では初開催となる。
同社船橋支社の公務担当部長・清水秀輝さんは「地域振興や福祉活動の一環として、全国で野球教室を開催している。社会人野球で活躍する選手たちと触れ合い、技術を学びながら、野球を楽しんでほしい」と目的を話した。
参加したのは「船橋市野球協会少年学童部」に所属しているチームの小学生約120人と、チームの指導者たち。日本生命野球部からは竹間ヘッドコーチと、佐伯投手・喜多川投手・石伊捕手・多田内野手・立松内野手・竹村外野手の6人の選手が本拠地大阪から参加した。
同野球部は1929(昭和4)年創部で94年の歴史がある。都市対抗野球大会で4度の優勝を経験し、これまでにプロ野球選手を30人輩出している。
この日のメニューは、キャッチボール、ポジションごとの指導、バッティング、守備練習など。子どもたちはコーチや選手の話を熱心に聞き、移動は小走りで素早く行うなど、真剣に指導を受けていた。
メニューごとに選手たちによるデモンストレーションが行われ、竹村外野手の遠投や、佐伯投手の変化球の変化の大きさを間近で見た子どもたちや指導者たちからは、大きな拍手や歓声が上がった。
キャッチボール指導で代表に選ばれ、竹村外野手の球を受けた「船橋三山スワローズ」の齋藤正登くん(11)は「速さとコントロールが少年野球とは全然違う。社会人選手はすごい」と興奮気味に話した。
竹間コーチは「野球教室で一番うれしいのは、子ども達のきらきらと輝く目と、笑顔が見られること。プレーを通して喜びや感動、夢をあたえる事を大切にしている。最高のプレーを見せられるよう選手の育成に力を入れ、地域活動にも積極的に参加し、裾野を広げていくことが大事」と話した。
船橋市教育委員会生涯スポーツ課の石山公唯さんは「名門チームの選手に来てもらい、身近に触れ合えるのは大変ありがたい。子どもたちには、野球の楽しさや、夢や目標に向かって努力する大切さを選手から学んでほしい」と話した。
船橋市では今後も同様のイベントを年1回程度継続して開催していく予定。