市立船橋高校男子バスケ部が県大会を制しウインターカップ出場へ、ららアリーナを会場に
11/12(火)市立船橋高校男子バスケ部が県大会を制しウインターカップ出場へ
ららアリーナを会場に
市立船橋高校(以下、市船)の男子バスケットボール部が11月9日、ららアリーナ(船橋市浜町2-5-15)で行われた「令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会千葉県予選会(ウィンターカップ2024)」の決勝戦で勝利し、バスケットボールの全国大会「ウィンターカップ2024」への出場が決定した。
バスケの千葉県予選会は男女ともに7月から1次ラウンドが始まり、9月からは上位8チームでの2次ラウンドが続いた。女子は市船女子バスケ部が2次ラウンドに勝ち進み、準決勝では昭和学院と対戦し、敗退。女子でウィンターカップ本戦出場を決めたのは昭和学院だった。
市船男子バスケ部は2次ラウンドでも順調に勝ち進み、決勝の相手は県立八千代高校。決勝会場が今年は「ららアリーナ」となり、会場には同日開催された千葉ジェッツの観戦チケットを持っている人は無料で観戦できるようにもなり、場内の2階席はほぼ満席となった。場内の学校席は市船バスケ部のカラーである緑と、八千代高校バスケ部のカラー・オレンジの2色で埋め尽くされた。
試合は第1Q(クオーター)は23-13で10点差をつけて第2Qに入ったが、八千代高校が追い上げを見せ八千代高校にリードされた時間帯もあった。市船男子バスケ部キャプテン・菊田選手を中心に、粘り強いプレーで1本ずつ点を重ね、第3Q終了時は64-50に。82-63で勝利し、ウィンターカップ本戦への出場を決めた。
市船応援席には、先日までの試合であと一歩というところで全国大会への切符を手に入れらず悔しい思いをした男子サッカー部、男子バレー部も集まった。さらに、野球部、吹奏楽部とチアを担当するダンス部も加わり、部活の壁を越えて学校が1つになって応援した。
応援に来た保護者の一人は「自分たちの部活もあるけれど、まだ高校生なので、部活を越えて学校が1つになってこうしてお互いを応援し合えるのはすてきなこと。こういう経験も大切だと思う」と話した。
今年度からは、同校卒業生であり、元千葉ジェッツの選手だった星野拓海さんが男子バスケ部の監督として就任。勝利を掴み、試合後のインタビューでは「勝ててホッとしている」と明かした。
「新人戦では八千代高校に1点差で負けて、そこから選手たちはトレーニングをがんばった。がんばったからここまで成長できたと思う」と話した。さらに「応援では市船のパワーを感じた」とも続けた。
キャプテンの菊田選手は「最高でーす!」と喜びを表し、「苦しい時間帯もあったが、一人ひとりが自覚を持って戦えた」と振り返り、「インターハイでは1勝もできなかったので、ウィンターカップでは1戦1戦しっかり戦っていきたい」とコメントした。
「SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は12月23日~29日、東京体育館または武蔵野の森総合スポーツプラザを会場として開催される。組み合わせ発表は11月18日。すでに、前回王者の福岡第一高校(福岡県)、今年のインターハイを制した東山高校(京都府)などの強豪校が出揃っている。