ふなばしアンデルセン公園の風車が5年半ぶりに運転を再開、クラファンで集まった支援金に支えられ
4/4(木)ふなばしアンデルセン公園の風車が5年半ぶりに運転を再開
クラファンで集まった支援金に支えられ
ふなばしアンデルセン公園(船橋市金堀525)のシンボルともいえる風車が3月30日、改修を終えて5年半ぶりに運転を再開した。
風車は、童話作家アンデルセンの故郷でもあり、船橋市の姉妹都市でもあるデンマーク王国のオーデンセ市の協力で開園時に建設された。約30年経過し老朽化が進んだため、2018年から運転を休止して改修工事を進めていた。工事はデンマークから職人が来日して行われた。
工事中はシートで覆われていたため、完成が待たれていた風車。運転再開日には、多くの来場者が直径22メートルの風車羽根がダイナミックに回る様子を見たり、色とりどりの花と風車を背景に写真を撮る親子連れの姿もあった。
同園園長の細谷順子さんと運営課長の藤田司さんは、「春のお出かけの時期に間に合ってよかった。改修工事費用の一部は船橋市がクラウドファンディングで寄付を募ってたくさんの支援金が集まった。多くの人が支えてくれるのは本当にありがたい」と話し、「ちょうど桜も咲き始め、お子さん連れなど多くの方が来園してくれている。明るい公園でのびのびと遊んでもらいたい」とも続けた。
子ども2人と両親と一緒に流山市から来ていたワタビキさん夫婦は、「今朝新聞で風車の運転再開を知った。この公園には何回か遊びに来ているが子どもたちが体力に応じて伸び伸びと遊べるのがうれしい。自由なこの公園が大好き」と笑顔で話した。
市内在住でママ友同士だという子ども連れの女性は「幼稚園入園前の子どもを連れてきたが、きれいな公園で子どもたちにとっても安全。子どもたちが自由に遊べるので、自分たちにも癒しの時間がもらえてうれしい」と話した。
風車前の花壇は、5月21日までデンマーク王国の国旗を花で形どったデザインになっている。風車の運転は土曜、日曜、祝日のみの予定。