高根公団に弁当と総菜の店「鈴木屋」親子で開業、病院で調理を担当してきた母が店長に
4/21(日)高根公団に弁当と総菜の店「鈴木屋」親子で開業
病院で調理を担当してきた母が店長に
総菜と弁当を販売する「鈴木屋」(船橋市高根台7-9-23、TEL070-6473-1030)が3月29日、新京成線・高根公団駅の南口から徒歩3分ほどの場所にオープンした。
同店の店長は、海神小学校、海神中学校を卒業した鈴木洋子さん。洋子さんは、幼いころから調理が身近にある環境で生まれ育った。洋子さんの両親はかつて市内夏見や本町、飯山満町にあった中華料理店「来集(らいしゅう)軒」を経営。洋子さんは調理師の経験を持ち、病院の調理師として約25年勤務した。
洋子さんの長男・涼さんは「自分ができる親孝行として」と、今回同店のオープンに踏み切った。涼さんは、車両整備、板金塗装、軽貨物運送業などを主な事業とする「My Style(マイスタイル)」(楠が山町119)を経営し、同社の事業のひとつとして同店をオープン。
「体にいいものを召し上がってもらいたい」という洋子さんには、やさしい味を心がけた総菜・弁当を販売する店を船橋で出したいという夢があり、長男・涼さんがその夢を叶える形で、偶然見つけた同所に店を構えることとした。
メニューなどを考え、調理を担当するのは洋子さん。冷凍食品の使用は避け、「特に煮物を食べてもらいたい」と筑前煮やカボチャの煮物なども作っている。扱う弁当は日により異なるが、「日替わり弁当」(500円)、「サバの香味焼き弁当」(600円)、「鶏のからあげ弁当」(500円)、「キーマカレー」(650円)などが店頭に並び、総菜各種も小分けにして販売する。
約26坪の店内にはイートインスペースも設け、4人掛けテーブルを4卓備える。店内では日によりメニューは異なるが「魚の竜田揚げ定食」(800円)や「ハンバーグ定食」(800円)などの定食も販売する。いずれの定食も味噌汁、副菜1品、漬物が付く。
「まだ始めたばかりで手探り状態ですが、若い方もご年配の方も来店してくださっています」と洋子さん。「店に出しているメニューなどは、娘が全部作ってくれたんです」とうれしそうに続けた。涼さんは「注文内容にもよりますが、近隣への配達も承りますのでご相談ください」と呼びかける。
営業時間は11時~18時。水曜・日曜定休。