船橋市運動公園「ホタルの里」で観賞会、船橋の中心地でホタルが飛び交う

  2024/6/9
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6/9(日)船橋市運動公園「ホタルの里」で観賞会

船橋の中心地でホタルが飛び交う

 船橋市運動公園(船橋市夏見台6-4-1)内「ホタルの里」で6月10日まで、「ほたる観賞会」が開催されている。

 同イベントは、斜面に建つ2棟の飼育小屋に地下水を引き込んだ「ホタルの里」を外から鑑賞するスタイルで行われている。小屋の周囲は深い森のような景色が広がり、夜になると蛍が光を放ちながら飛び交い、例年多くの市民が来場する。

 観賞会は19時30分から21時まで。園長の大泉一人さんによると「蛍の活動が一番活発な時間帯なので毎年この時間に開催している」という。初日の来場者数は約750人、2日目も開催時間の1時間前から観賞会の列ができ始め、子ども連れの家族や年配の夫婦などさまざまな年代が集まった。

 市内在住の70代女性は「この素敵な景色と蛍が飛んでいく様子がとてもきれいで、暗くなるのを待つ間もホタルの鑑賞を楽しめる」と話した。また40代の女性は「社内の回覧板でホタル観賞を知り、船橋で蛍を鑑賞できることに驚いた。娘はまだ1度も蛍を見たことがないので見せてあげたいと思って一緒に来た」と話した。

 「ホタルの里」は、「蛍を通して市民が自然に親しめるように」という思いから、1984(昭和59)年に設置され、観賞会が始まったという。長年同所でホタル飼育に関わってきた男性は「昔はヘイケホタルとゲンジボタルがいた。両方の飼育には苦労があったと過去の先輩が話していた。光の大きさがゲンジボタルのほうが大きいことから今はゲンジボタルだけになった」と話し、「このような町中で美しいホタルを無料で楽しめる場所はなかなかないと思うので、皆さんに楽しんでほしい」と呼びかけた。

  • スタッフの皆さん

  • ゲンジボタル

  • 「ホタルの里」の遊歩道

  • 開催1時間前から列が

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