下総中山駅近くにコワーキングスペース「隣学」、建築事務所がカフェのような空間に設計
12/20(金)下総中山駅近くにコワーキングスペース「隣学」
建築事務所がカフェのような空間を創出
JR総武線・下総中山駅から徒歩8分の場所に、自習室兼コワーキングスペース「隣学(りんがく)」(船橋市本中山4-6-10、TEL 03-3262-4089)が10月21日にオープンし、まもなく2カ月がたつ。
同所を運営するのは都内にある一級建築士事務所「PRIVATE」(東京都千代田区)。建物の設計も同社が手がけたという。
同社の永瀬尚宏さんは、「お付き合いのあったオーナーから老朽化した木造建築物の利活用の相談を受け、提案した。設計事務所が事業主体なので、外観も内装もデザインにこだわった」と話した。同社がコワーキングスペースに関わるのは初めてだという。
「『建築雑誌に取り上げてもらう』という謎のコンセプトを立てた。それが一番の広告になるから」と笑顔で話す永瀬さん。当初の狙い通りに、業界誌に取り上げられたという。「予算がないのでスタッフみんなで工作をして手作り感あふれる味のある内装となった」とも。
「日常生活の中に溶け込む喫茶店のようなデザインとし、書斎、勉強部屋として近隣の方々に愛される場所を目指した」という2階スペースは、広々とした机が12席。フリードリンクコーナーと3台の27インチモニターも用意されている。年末までには遮音カーテンで間仕切りした簡易的なテレワークブースも設置予定。
1階は、月極で大型バイクや電動バイクが停められる屋内型駐輪場で、アンカーやコンセントが設置され、入出庫のセキュリティーにも対応している。屋外の自転車駐輪場には洗車が可能な水道施設があり、利用者から喜ばれているという。
「駅から少し離れている分、安くできる」という料金はドロップイン1時間350円、1日上限1500円が基本。アプリ「いいオフィス」をインストールして、クレジットカード情報を入力すれば、QRコードの読み取りだけで入退室と精算処理ができる。
利用時間は6時30分~22時。ドロップインのほか月単位での申し込みも可能(時間帯によって5,000円~)。フリーWi-Fi設置
関連ページ:隣学ホームページ