船橋ゆかりの体操3選手がパリ五輪金メダル、市特別功労表彰で市役所訪問

  2024/9/2
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9/3(火)船橋ゆかりの体操3選手がパリ五輪金メダル

市特別功労表彰で市役所訪問

 「パリ2024オリンピック」男子体操団体で金メダル獲得した船橋市ゆかりの萱和磨選手、谷川航選手、橋本大輝選手に対する市特別功労表彰が9月2日、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)で行われた。

 パリオリンピックの体操競技に出場した3選手。男子団体決勝では、ライバルの中国に差を広げられ厳しい状況となったが、それぞれの選手が安定感のある演技を披露し、最終種目の鉄棒で逆転に成功。2大会ぶりの金メダルに輝いた。

 主将を務めた船橋ジュニア体操クラブ(船橋市習志野)出身の萱選手は「ジュニアの時に社会人になった時に花が咲くように指導してもらい、まさにその練習してきたことが、結果につながった。金メダルを思い続けた20年間なので、夢が叶ってうれしいし、諦めないことの大切さを改めて感じた」と感想を話し、「子どもたちが体操を見るきっかけになったらうれしいし、体操を広めていきたい。体操をもっと追い求めてロスを目指したい」と力強く話した。

 法典東小学校、法田中学校、市立船橋高校出身の谷川選手は「地元船橋のナシや米を食べて育って、体を作った。オリンピックは厳しい大会だったが最後まで何が起きるか分からないのが体操。少しでもいい演技をしようと意識して最後まで頑張った結果、金メダルが取れてうれしい」と話し、「今よりも体操を楽しみたいし、体操フィーバーがきたら最高」と笑顔で話した。

 市立船橋高校出身の橋本選手は「在学中に高校の第3体育館ができたおかげで、練習もしっかりできたし、指導してくれた神田先生や大竹先生にも感謝している」と感謝の気持ちを話した。団体戦ではメダルの色を分ける最後の鉄棒の演技を担った橋本選手。「なんで俺が最後なんだって思って、人生で一番緊張したが、4人がいたからこそいい演技ができた。船橋だけでなく日本の皆さんに感動を届けられたかなと思う」と笑顔を見せた。子どもたちに向けて「目標を持って突き進んでほしい。自分を鏡として見て、前に突き進むことが大切だと思う。苦い経験も忘れずに生かしてほしい」とエールを送った。

 表彰状を手渡した松戸徹市長は「2大会ぶりの団体金メダルは、本当に素晴らしい。市船や習志野高校の後輩たちも先輩たちを目指してがんばると思う。コンディションを整えてがんばってほしいし、日本の体操をしっかり前に進めてほしい」と活躍をたたえた。松本淳教育長は「とても誇らしい。これからまだまだ先もあるので、けがに気を付けてがんばってほしい。応援している」とエールの言葉を送った。

 船橋市特別功労表彰は広く市民に希望、感動を与えた人物に与えられる。JAいちかわ、JAちば東葛、船橋市漁業協同組合から地元特産のナシや枝豆、海苔なども贈られた。

  • 金メダルを手にする3選手

  • 「夢と現実の境目のようだった」と振り返る萱選手

  • 表彰状が渡された

  • 3人が書いた色紙(左から橋本選手、萱選手、谷川選手)

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