北習志野のカラオケレストランCANCIONの「てんこもり天丼」 食べたいけど食べられないランチメニュー
9/6(金)北習志野のカラオケレストランCANCIONの「てんこもり天丼」
食べたいけど食べられないランチメニュー
北習志野駅から徒歩2分ほどの場所で2016年11月に開業したピアノ・カラオケレストラン「CANCION」(船橋市習志野台3-17⁻21、TEL047-468-8873)で創業以来の看板メニュー「てんこもり天丼」が、「食べたいけど、食べられない」と、SNSで話題になっている。
同店を経営するのは、市内の公民館や老人福祉センターなどでストレス発散、認知症予防、コミュニティ形成など「健康」を目的にしたカラオケ教室を運営する音楽家の鳥居明美さん。同店は高齢者の見守りや生きがいを通じた居場所作りなどを目的に2016年11月に開店した。
「てんこもり天丼」は開店当初からの看板メニューの一つ。海老を主役に季節の旬に合わせて野菜や山菜、キノコなど10種類の天ぷらが盛り付けられ、中心に据えられている大葉は裏側だけタレをつけて盛り付けるなど写真映えも意識している。
開店当初は天丼含め「鶏もも肉のキノコソースソテー」「しょうが焼き定食」「目玉焼き乗せハンバーグ」「オムライス」など5種類のメニューを提供していたが、コロナ禍を経て現在の3種類に落ち着いた。
従来は客の注文を受けてから調理するスタイルだったが、混雑回避とロス削減を目的にコロナ禍に予約制を導入。以降、継続して予約制で対応している。
店舗からの情報発信は紙メディア中心。鳥居さんの個人アカウントFacebookで気まぐれに発信するほかにWEBでの情報発信はほぼ行っていないが、どこからか情報を得た若い世代からの問い合わせも増えているという。
「ほぼ電話のみの対応」「完全予約制。当日来店の対応は不可」「大盛り過ぎてとても食べきれない」など「食べたいけど食べられない天丼」として噂を聞き付けた若い世代の情報発信者が密かに話題に上げているというが、取材日時点で11月末までの予約は満席。来店時に常連客が数ヶ月分先の予約するためだという。
「自分達では『健常者のデイサービス』と言ってお互いに笑っています。先の予約が励みになっているから元気でいられる。約束しているから次回まで元気でいようとする。生活の中の『張り』が大切」と鳥居さん。利用者は70代以上の高齢層が中心。毎回15人前後が来店しカラオケを楽しんでいく。
毎週火曜日と金曜日のみ提供。完全予約制。営業時間は11時45分~16時まで。ランチとカラオケセットで2000円。アルコール類などドリンクの注文は別会計。問合せ074-468-8873。
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