浜町にある2自治会が合同で「防災フェア」初開催、起震車などで体験して学ぶ

  2024/9/10
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9/10(火)浜町にある2自治会が合同で「防災フェア」初開催

起震車などで体験して学ぶ

 浜町商店街近くの浜町北公園(船橋市浜町1)と高架下浜町広場で9月8日、浜町西町会とファミリータウン自治会合同の防災活動が行われた。

 浜町にあるマンションのファミリータウンは建設時期が異なったことから、同じエリアでありながら、1~2号棟のファミリータウン自治会、3~10号棟の浜町西町会の2つの自治会がある。「同じエリアに住んでいるので、防災も同じ準備をする必要があるため、両自治会で協力して防災活動を行うことにした」とファミリータウン防災委員会の笠木明さんと浜町西町会の高畑寛さんは開催に至った経緯を話す。

 両自治会はこれまで、玄関ドアにカードを掲示したり窓から黄色い旗を掲示して安否確認を行う訓練を年に1、2回行ったり、今年3月には船橋市役所危機管理課から講師を迎えて「防災について」のセミナーを開催してきたが、体験型の防災活動を行うのは今回初。

 同日は地震体験、煙中体験、消火器訓練、防災用品展示販売の4つのブースが設置され、スタンプラリー形式でスタンプが全部集まった人を対象に災害備蓄用保存パンなどが手渡された。

 地震体験コーナーでは、起震車に乗って実際に震度5や7を体験。小学校5年の女の子は「震度7はおしりがぽんぽん跳ねてびっくりした」と話し、その父親は「起震車で震度7を体験したのは初めて。大きな揺れを実際に体感できたのは貴重な体験だった。地震に備えて家の中を再点検したいと思った」と感想を話した。

 消防車の乗車体験をした小学校3年生の男の子は「3歳の弟が消防士になりたいって言っていたので、一緒に乗れてうれしい」と話し、その母親は「いろいろな体験ができていい経験になった」と話した。

 防災備品の展示即売コーナーを担当した三和商事(市川市)の田中雅之さんは「防災用品を実際に目で見て触ったりできるので、こういった機会にいろいろな防災用品があることを知ってもらいたい」と呼びかけた。

 高畠さんは「地震や災害はいつ起こるか分からないので、防災活動を通して意識を高めてもらいたい」と話した。

 両自治会は防災活動の一環として9月22日に浜町公民館と共催で「在宅避難のススメ」をテーマとした船橋SLリーダーによる講演会を開催する予定。

  • 起震車で震度7を体験する親子

  • 15年保存できる保存水や防災用品の展示コーナー

  • 消防車の乗車体験を楽しむ兄弟

  • 煙中体験コーナー

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