船橋市小野田町にイチゴ狩りスポット「Ohelopapa」、農福連携で柏市の事業所が運営
1/30(日)船橋市小野田町にイチゴ狩りスポット「Ohelopapa」
農福連携で柏市の事業所が運営
船橋北部・小野田町に新たなイチゴ狩りスポット「Ohelopapa(オヘロパパ)」(船橋市小野田町743、TEL090-9813-1263)が2月1日、オープンする。
小野田町は市内でもイチゴ農家が多いエリア。しかし今回オープンした同所は、梨の栽培をしていた農家の休耕地を使い、柏市の企業「クローバーライフ」(柏市あかね町)が展開するイチゴ園となる。
「クローバーライフ」は障がい福祉サービス事業を展開する企業で、柏市出身の田澤洋平さんが代表を務める。田澤さんは柏市内に知的障がい、精神障がいがある人への住まいの提供としてグループホームを運営。さらに、就労支援B型事業所も運営する。
その中で「親御さんの一番の心配は、利用者さんが将来、収入を確保して暮らしていけるようになるのかどうか。そこで我々と同じように収入を得られる仕事は何かと考えたとき、農業にいきついた。農業の中でもイチゴ狩りがいいのではないかという話になり、柏市で場所を探すもなかなか見つからず。農地探しに3年かかり、ようやく縁あってこちらの場所で開園できることとなりました」と田澤さんは話す。
敷地内には大型のハウスを2棟用意、約6000株のイチゴを高設で栽培する。栽培するイチゴは「章(あき)姫」「よつぼし」「かおり野」「紅ほっぺ」の4種類。園長は農業高校出身で、船橋市内の飲食店で勤務していた経験もある上田大樹さんが務め、日々、イチゴの生育を管理している。
「こちらの土地を貸してくださっている農家さんをはじめ、近隣のみなさんにもとても良くしていただいていて、ありがたいです」と上田さん。「いろいろと調整しながらだったのでなかなか開園準備が整わず、まだまだ準備段階ではありますが2月から開園します。しばらくは通常料金の半額でイチゴ狩りをお楽しみいただこうと思っています」とも。田澤さんは「イチゴ狩りといえば船橋でしょ、と思ってもらえるくらい、辺り一帯でイチゴを盛り上げていきたいです」と意欲を見せる。
栽培するイチゴは、イチゴ狩りのほか直売所でも販売予定。「イチゴは柏でつながりのある飲食店さんやケーキ屋さんなどでも使用いただく予定ですが、船橋のお店についてまだあまり知らないので、船橋のお店でも使っていただけたらうれしいです」と田澤さん。
さらに「農業についても『かっこいい農業』として興味を持ってもらいたいですね。このイチゴ園の名前はハワイ語でイチゴっていう意味なんです。園内もハワイっぽくして、ハワイなBGMもかけたりしたい。若い人たちにも興味を持ってもらえるように仕掛けていきたいです」と微笑む。
イチゴ狩りは30分食べ放題。現在はお試し価格でのみ開催、料金は電話(9時~18時受付)・ホームページ予約フォームからの場合=小学生以上1,500円、4歳~未就学児1,000円。インスタグラムフォロワーはDMからの申込みで小学生以上1,200円、4歳~未就学児800円。3歳までは無料。摘み取り時間は9時30分から13時30分まで1時間置きに開始。月曜定休。