船橋・浜町商店街にボディケア「治」、女性が活躍できる場の提供も
8/15(日)浜町商店街にボディケア「治
女性が活躍できる場の提供も
京成線大神宮下駅から徒歩5分ほどの浜町商店街に昨年11月、ボディケア「治(おさむ)」(船橋市浜町1-5-3-120、TEL047-404-3213)がオープンしてから9カ月が経ち、最近ではプチ起業を目指す女性の応援をはじめ、地域との関わりも深まっている。
同店代表は船橋市在住の田中裕美さん(31)。もともとは国家公務員だったが、自分の店を持つことが夢だったことから、兼ねてから興味があったリラクゼーションの会社に就職し、約3年間セラピストとして経験を重ねた。
「個人サロンならではのお客様一人一人に寄り添う施術がしたい」と強く思うようになり、独立を決意。また「セラピストの技術を持ちながらも店舗を構えることはハードルが高いので、週末だけでも起業したい方などセラピストの活躍の場の提供もしたかった」とも。
「治」という店名は船橋ゆかりの小説家・太宰治の「治」と治療の「治」にちなんで名付けた。約13坪の店内は、施術ベッドを2台用意し、茶色を基調とした落ち着いた雰囲気。開業費用を抑えるために、田中さん自身で壁のペンキも塗ったという。
オープンから9カ月経つ現在は、4人のセラピストに施術場所の提供と技術向上のための練習会を開催している。田中さん自身も技術の向上に力を入れ、「お客様からのお礼のひと言や、スポーツ選手のボディメンテナンスでパフォーマンスが上がったと言ってもらえることが自信になる」と話す。
施術メニューは、全身をもみほぐすボディケア(30分 3,500~)やフットケア、ハンドケアなど。得意な施術はオーガニックアロマオイルを使用した全身ケアのオイルトリートメント(60分8,000円)。施術後には、田中さんがガーナから直輸入している、栄養素約90種類を含む「モリンガ茶」を提供している。
「商店街の皆さんをはじめ、多くの方に応援してもらっているので、地域に根差したお店を目指しています」と話す田中さん。同商店街の理事に着任し、商店街の活性化にも力を注いでいる。
「今回の起業で、開業のための制度なども勉強できたので、この知識を活かして主婦やプチ起業したい女性を応援しています。そういう方と連携して、今後コロナが落ち着いたら、老人ホームや企業などへ出張して施術をしたい」と話した。
営業時間10時~20時。不定休。