ラグビー「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」プレーオフ決勝で惜しくも準優勝に、ららぽーとではシーズン報告会を予定

船橋

2025/6/1


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6/1（日）ラグビー「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」プレーオフ決勝で惜しくも準優勝に

ららぽーとではシーズン報告会を予定

　船橋に拠点を置き、ジャパンラグビーリーグワンに所属する「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」（本拠地：船橋市栄町2-16-1。以下、スピアーズ）が6月1日、国立競技場で行われた「NTTジャパンラグビーリーグワン2024-25 プレーオフトーナメント決勝」に出場。連覇を目指す「ブレイブルーパス東京」（以下、BL東京）と対戦し、13対18で試合を終え、惜しくも準優勝となった。

　スピアーズは5月25日、秩父宮ラグビー場で行われた「プレーオフトーナメント準決勝」において埼玉パナソニックワイルドナイツに28対24で勝利し決勝進出を決めた。BL東京は5月24日、コベルコ神戸スティーラーズと対戦し31対3と大差で勝利。2023-24でもチャンピオンに輝き、連覇を狙うBL東京に対し、スピアーズが決勝に進出したのは、2022-23シーズンに優勝した時以来となり、2シーズンぶりとなる。

　また、スピアーズは5週連続で試合が続いた状態での決勝となり、6週連続という状況に、選手への疲労が心配される声もあった。

　プレーオフ決勝の会場は国立競技場。発表された来場者数は5万1009人。会場にはスピアーズのカラーであるオレンジを身に着けた「オレンジアーミー」（スピアーズのファン）が約半分の客席を埋めていた。スピアーズは普段はオレンジのユニフォームを着用するが、同ゲームでは相手と色味が被ってしまうことから、3rd.ジャージーを着用して挑んだ。

　スピアーズの3rd.ジャージーは、1978年、創部当時のジャージーをイメージしたもの。チームの伝統やルーツを表現した襟付きのジャージーとなっている。

　試合を先制したのはBL東京。リッチー・モウンガ選手がトライを決め、先制された。前半16分にはBL東京のファウルから、ペナルティキックを得たスピアーズ。バーナード・フォーリー選手がキックを決め、3対5に。その後、互いにペナルティゴールを決め、6対8。後半33分には危ういシーンでスピアーズの藤原忍選手がボールを奪って攻守が切り替わると、スタジアムは歓声に湧いた。そのまま点は動かず、6対8というロースコアのまま前半を折り返した。

　後半に入っても激しい攻防戦が続き、なかなか点が動かなかったが、後半最初に得点を挙げたのはBL東京だった。モウンガ選手から出たパスを森選手がトライで決め、コンバージョンも決まったため7点が追加された。6対15となったスピアーズだったが、オレンジアーミーからは「ここからだぞ！」という声も飛び交っていた。

　後半10分には、スピアーズのハラトア・ヴァイレア選手がイエローカードを受け、10分間、相手より人数が不利な状態で戦うことに。それでも、スクラムを組んでは相手のコラプシングを誘うなど、スピアーズは粘りを見せた。

　残り19分でBL東京のモウンガ選手がキックを決め、6対18に。2トライ、2ゴールで12点差を取り返したいスピアーズに、観客席からは「GO! GO! スピアーズ！」のコールが続いた。

　トライを狙いに行くスピアーズだが、BL東京も強固なディフェンスを見せていた。試合残り時間10分を切った頃、スピアーズは藤原選手からのパスを受けた立川理道（はるみち）選手がトライを決め、続いてコンバージョンも決まったため、一気に13対18へと点差を縮めた。あと1本トライがあれば同点に追いつくところだったが、惜しくもそのまま試合終了となった。

　ファウルア・マキシ選手は　「悔しいです。自分たちがやるべきことはできたけど、勝ちきれなかったことが悔しい」と話し、インタビュアーから6週連続の試合について尋ねられると「言い訳なし。この日のために準備してきた」と答えた。最後に「オレンジアーミーの皆さん、今シーズン応援ありがとうございました」と感謝を表した。

　BL東京のキャプテンを務めるリーチ・マイケル選手は「タフな試合だった。クボタスピアーズは6週連続で試合が続くなかプレッシャーをかけてきて、とてもきつかった。尊敬している」とスピアーズへの敬意を最初にコメントした。

　なお、スピアーズは6月5日に、ららぽーとTOKYO-BAY北館中央広場で「シーズン終了報告会」を実施する予定。報告会にはキャプテンのファウルア・マキシ選手、立川理道選手、根塚洸雅選手が登場予定となっている。

　さらに、東武百貨店船橋店では6月2日～10日、7階3番地レストラン街特設会場で「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ写真展」の開催と、メッセージボードを設置予定。今シーズンの選手の活躍を写真パネルで紹介するほか、チーム・選手へのメッセージを記入できるメッセージボードが特設される。