
船橋にジェラートキッチンカー「いいこと」開業 地元農産物と季節感で勝負
6/29(日)船橋にジェラートキッチンカー「いいこと」開業
地元農産物と季節感で勝負
ジェラートを主力商品とするキッチンカー「いいこと」が月6月23日、本格稼働を始めた。オーナーは冨永愛理さん(26)。
開業に先立ち、6月16日、19日、22日の3日間にプレオープンも実施、地域住民との交流を深めた。
「いいこと」は、千葉県内船橋市、習志野市、千葉市などを中心に出店、今後は鎌ヶ谷市や四街道市でも展開を予定している。使用する食材には地元の農産物も多く取り入れ、夏場には「ひまわり畑」(習志野市藤崎)での出店など地域に根ざした企画も予定している。
冨永さんは、高校で調理師免許を取得後、お菓子専門学校を経て、船橋市内のレストランカフェに5年間勤務。ジェラートづくりの基礎は、趣味や業務の中で徐々に培われた。「ロスを最小限に抑え、子育てをしながらの開業なので仕込みの計画が立てやすいこと、季節性のある商品展開ができるものを考えてジェラートにたどり着いた」と話す。
低温殺菌牛乳で製造するジェラートのラインアップは現在18種類。日替わりで8種を提供し、ひだまり農園(千葉市緑区)のイチゴや、瀬戸内・生口島産レモンなど、全国各地の生産者と連携。今後は船橋市産の梨やブルーベリーを使った新作開発もランナップに入れていく。
製造は、高根木戸のレンタルスペース「モクナ」で仕込む。自費でのアイスクリームマシン導入や電気工事を行い製造許可を取得した。マシンはモクナ・オーナー津久井さんの許可を得て常設設置させてもらっている。
飲料メニューも提供、自家製レモネード(450円)や珈琲豆のおおつかから仕入れているコーヒー(400円)、ノンカフェインのルイボスティーなども展開。価格は、ジェラートがシングル400円・ダブル600円、ドリンク類は400~450円前後で提供する。
「季節ごとに旬の食材を使ったジェラートを届けたい。何度でも来たくなるような“いいこと”を感じてもらえたら」と冨永さんは語る。