食と音楽のコラボイベント「第2回農業と音楽を楽しむ会」、ワークショップや新鮮野菜の販売など多彩な内容に

  2022/2/25
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2/25(金)食と音楽のコラボイベント「第2回農業と音楽を楽しむ会」

ワークショップや新鮮野菜の販売など多彩な内容に

 船橋市地方卸売市場内にある「市場カフェ」(船橋市市場1-8-1、TEL 047-421-1777)で2月23日、「第2回農業と音楽を楽しむ会」が行われ、約100組の家族が訪れた。

 主催は千葉県内の食の情報誌「ちば食べる通信」。農家と購入者が直接話す機会がなかなか無く、作物へのこだわりや農業の現状を知ってもらう機会として、地元で活動する音楽家とハンドメイド作家などと一緒に、イベントとして楽しみながら農業のことについて知ってもらいたいと開催している。

 10時30分のイベント開始と当時に多くの来場者が訪れ、「学校給食と子どもの健康を考える会・船橋」提供の多古米のおにぎりや梨農家「芳蔵園」(船橋市二和東)のキッチンカー「From Farm」が販売するフルーツサンドは、12時前には完売し急遽追加販売に。多古米おにぎりは、できた段階で都度補充をしていたが、ブースの前に並べると一瞬で無くなるというほどの盛況ぶりをみせた。

 農家の直売コーナーに出店したキャベツ農家「Hennery Farm」(銚子市)、「たこまいらいふ萩原農場」(香取郡多古町)もイベント終了時まで行列が絶えることなく、生産者の話を聞きながら購入する人の姿がみられた。

 ワークショップコーナーでは、子どもたちが自分でどんぐりにペイントしたコマ作り、多古米のお米を使ったマラカス作りのワークショップも。作ったマラカスは、11時からと14時から行った「親子コンサート」で一緒に演奏で参加することができ、音楽と農業のコラボとなった。

 この日のコンサートを行ったのは、市立船橋高校出身の音楽家で「菊川音楽教室」代表の菊川夏未さん(ピアノ)と筧汐織さん(ファゴット)。「愛の挨拶」「パプリカ」「川の流れのように」などを演奏し、来場した子どもたちと一緒に盛り上げる仕掛けとして、「コンパス幼保園船橋校」(馬込沢)の保育士が登場。手遊び歌を入れて一緒に遊び、パプリカなどを踊った。

 演奏の合間にはピアノのプチレッスン体験も行われ、「初めてピアノを触った」という子どもや「前からピアノをやらせてみたかったので、子どもの反応が知れてよかった」という保護者の姿も。

 そのほか、生産者によるトークイベントや、米粉のスイーツ販売、フェルトのおままごと販売、エコバッグやキッズ用エプロンドレス、入園入学グッズの販売もあり、終始にぎわっていた。

 「ちば食べる通信」の編集長・佐藤謙太さんは「こうやって農業に、生産者に直接話せる機会が増えることで、生産者と消費者の壁がなくなっていくのでは」と話した。
  • 農家のトークイベント

  • 左:菊川夏未さん(ピアノ)と右:筧汐織さん(ファゴット)

  • どんぐりごまワークショップ

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