塚田南小の「ふなっ子教室」でスポーツクラブとのコラボイベント開催 夏休みの運動不足解消を目的に

  2025/9/3
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9/3(水)塚田南小の「船っ子教室」でスポーツクラブとのコラボイベント 

夏休みの運動不足解消を目的に

 塚田南小学校(船橋市行田1-50-1、TEL 047-406-6601)の放課後子供教室「船っ子教室」で、地域スポーツクラブ「GODAI船橋」(船橋市行田1-9-1、TEL 047-426-4141)によるスポーツ体験イベントが行われ、4日間、各日約50人の児童が参加した。 

 事前登録がある児童が、平日の放課後や長期休暇中の日中に通える「船っ子教室」では、通常は担当職員のサポートのもと、工作や学習体験などを実施している。しかし同イベントでは、柔らかいボールを使ったリレーやチームごとに挑戦するアトラクション型の運動が行われた。子どもたちにとって普段とは違う体験の場となり、夏休みの運動不足解消も目的として行われた。

 開催のきっかけは、「GODAI船橋」の安藤崇博さんがコロナ禍に塚田南小の前を通勤していた際「子どもたちにテニスを体験してもらえないか」と考えたことからだという。その後、感染拡大の影響で実施は遅れたが、市青少年課で「船っ子教室」を担当する責任者の丸和美さんが調整し、ようやく実現に至った。

 「GODAI」は2008年から船橋市内でテニススクールを展開し、市民駅伝大会での走り方指導や低学年向けのかけっこ教室など、地域と連携した活動を継続してきた。安藤さんは「地域貢献が会社の命題。地域の方々の健康づくりや子どもたちの運動機会を担えれば」と意欲を示す。

 同日は、地域学校共同推進員の成瀬有さんも立ち会った。成瀬さんは船橋に住んで約20年。他地域から転入してきた世帯も多い塚田南小の周辺を「新しい街だからこそ挑戦できることがあり、地元の人とのつながりは子どもにとって貴重な経験になる」とも話す。

 丸さんは「1年生から6年生まで幅広い子どもたちが満遍なく楽しめる企画を考えるのはとても難しいが、今回はどの学年も楽しそうな笑顔を見ることができた」と振り返った。「子どもたちも良い緊張感を持って取り組めた。『GODAI』さんは学童のノウハウがあり、子どもの気持ちを乗せるのが上手ですね」と振り返った。

 船っ子教室の運営についても「今後は地域団体との協働プログラムもさらに取り入れていきたい」という考えもあるという。

 「子どもたちには、地域を通じ、さまざまな大人から学んでほしい。何かをやれば必ず誰かが見てくれていると感じられる体験が大切」と成瀬さん強調し、会場を見守っていた。

  • 左から青少年課の丸さん、地域学校共同推進員の成瀬さん、GODAIのスタッフ

  • プログラム終了後、成果シートにシールを貼る子どもたち

  • ラダーを使った運動に挑戦する児童たち。俊敏性や集中力を養うプログラム

  • 体育館に集まりコーチの説明を聞く子どもたち

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