童謡&唱歌を歌う船橋在住の演歌歌手・山口のり子さんが地元でコンサート 子育て中から活動続けて20年
11/8(土)船橋在住の童謡&唱歌を歌う演歌歌手・山口のり子さんが地元コンサート
子育て中から活動続けて20年
船橋市に住む演歌歌手・山口のり子さんが11月10日、「ホテルフローラ船橋」(船橋市本町7-11-1)で活動20周年を記念した「チャリティーメモリーショー」を開催する。
山口さんはアクトラスレコード(東京都新宿区)に所属する歌手。主に演歌、叙情歌、童謡を歌う歌手として、子育てが少し落ち着いた2006年から活動を続けている。
山口さんは栃木県那須烏山市出身。船橋市内の幼稚園で幼稚園教諭として勤務することになったのを機に、船橋へ。 幼い頃から歌手になることを夢見て、栃木に居たころはバンドを組んでボーカルを担当するなど音楽活動をしていた。しかし厳格だった父親からは歌手になることを許されず、幼稚園教諭の道を進んだ。
結婚、子育てを経て、子どもの手があまりかからなくなってきたころ、「自分の夢を実現させたい」と一念発起。家族の応援もあり、夫からは「資金援助は敢えてしない。自分の資金で事業を回すこと。日をまたいで帰宅しないこと」といったルールを設けた上で、2006年、キングレコードから「愛の花めぐり」で念願の歌手デビューを果たした。
また活動には船橋の幼稚園で勤務していたころの同僚で船橋に住む吉田朱美さんの応援もあり、歌手活動に関する事務作業などは吉田さんが担当し、二人三脚で活動を続けてきた。
山口さんは日本歌手協会に所属し、「日本歌手協会歌謡祭」には多数出演。最近では東京・浅草「木馬亭」での定期出演や、八王子の「カラオケステージひびき」での月イチ「懐メロ会」に参加するなどしている。
また年1回の恒例行事としてチャリティコンサートを開催。チャリティに集まった資金は全額、ふなばし子ども食堂ネットワークに寄付をしたこともあるほか、最近は海神地区の子ども食堂「かいじんフードパントリー」に寄付をしている。
会場については、「フローラ西船」があったころは、フローラ西船で開催してきたこともあって、現在は「ホテルフローラ船橋」で開催している。
山口さんの活動については、山口さんの子どもが小学生のころ、故・鈴木義雄さんが主宰するカラオケ教室に通い始めた。その後、市川市文化会館で開催されたカラオケ大会で優勝。鈴木さんから「デビューに向けて進めよう」と話があり、鈴木義雄さん作曲「愛の花めぐり」をキングレコードから2006年にリリース。晴れてデビューとなった。
その後、山口さんは地元船橋や東京などのカラオケ喫茶などで活動し、地道にファンを増やしていった。埼玉県新座市ではファンが参加できるボウリング大会を開催するなど、ファンとの交流を大切にしてきたほか、船橋市内では高齢者施設や地区社協でのミニデイなどで年1回「歌謡ショー」への出演なども続けてきた。
現在は、自宅でカラオケ教室も開催し「高齢の方が外に出て、誰かに会うきっかけになれば。私のカラオケ教室が寄りどころになれば」と話す。同教室には90歳の参加者もいるという。
「私は母が歌ってくれた童謡が好き。これからも聞いてくださる方の心に寄り添えるような歌を歌っていきたい。今後も高齢者施設などを回っていけたら」と20周年を迎え、今後を見据える。
チャリティーしーは11月10日、13時30分から開演。参加費は18,000円。問合せは電話(TEL090-6521-3082(山口)またはTEL090-6012-6268(吉田))で受け付ける。






