認知症カフェ周知イベント「ふなばしオレンジフェスティバル」初開催 5時間の開催で1000人以上が来場
11/19(水)認知症カフェ周知イベント「ふなばしオレンジフェスティバル」初開催
5時間の開催で1000人以上が来場
船橋駅北口にある天沼弁天池公園(船橋市本町7-16)で11月15日、「第1回ふなばしオレンジフェスティバル」が開催され、会場は1000人を超える来場者で賑わった。
認知症をテーマにした同フェスティバル。「オレンジカフェ」(認知症カフェ)の存在を広く知ってもらうことと、「認知症カフェ」の運営に関わる人たちの交流の場となることを目的として初開催された。
実行委員長を務めた鳥居和雄さんは、船橋市在住で介護・福祉の分野に従事している。鳥居さんは、「オレンジカフェのためのイベントですが、高齢の方も若い方も全世代が楽しめるイベントにすることによって、オレンジカフェの存在を知らない人にも知ってもらうきっかけになったら」と話す。
市内から9店舗のオレンジカフェ運営者が集まったほか、会場中央では「医療介護福祉相談ブース」としてケアマネジャー、グループホーム、訪問看護・介護、介護美容、福祉用具店など13の事業者がブースを並べ、医療や福祉、介護、認知症支援サービスについて相談する窓口となった。
当日はスタンプラリーも行われ、用意したスタンプラリー台紙500部は、イベント開始早々ですべて配り終えたという。「想定していた以上の人がスタンプラリーにも参加してくれた」と鳥居さんは振り返る。
ステージでは、「ふなばしオレンジ体操」や認知症についての参加型寸劇、脳トレ体操のほか、生演奏で出店者たちもみんなで体を動かした「ロコモ体操」なども行われ、参加者は認知症予防や当事者への接し方について、楽しみながら知識を深めた。
市内事業者によるキッチンカー、複数の飲食ブース、「ふれあい動物園」や「昆虫くじ」などには、多くの家族連れが訪れ、笑顔があふれた。
また、同イベントに関わった運営ボランティアは100人を超えたという。
「今はまだ直接介護などに直面していない若い人や小さいお子さんのいるファミリー層の方にも市内には『認知症カフェ』というものがあることを知ってもらいたい」と鳥居さん。また、イベントを通じて運営者同士のつながりが生まれることに期待を寄せ、早くも2回目のイベント開催に向けて準備を始める。










