市船野球部が船橋小学校で出前授業 「ベースボール5」で地域のつながりを深める

  2025/12/2
シェア ポスト 送る

12/2(火)市立船橋高校野球部が船橋小学校で出前授業 


「ベースボール5」で地域のつながり深める


 船橋小学校(船橋市本町4-17-20)で11月27日、市立船橋高等学校(市場4-5-1。以下、市船)の3年生野球部員によるスポーツ交流授業が実施され、同校の6年生児童が体育授業の一環として野球型スポーツ「ベースボール5(ファイブ)」を体験した。


 この取り組みは、市船野球部による地域連携活動の一環として初めて行われたもので、スポーツ振興と児童・生徒それぞれの人間的成長を目的としている。市船野球部3年生部員11人とマネージャー2人の計13人が授業を実施し、講師役を務めた。


 「Baseball5(ベースボールファイブ)」は、グローブやバットを使わず、ゴムボール1つでできる球技となる。狭いスペースでもプレーでき、都市部でも気軽にプレーできるのが特徴。1チーム5人制で、公式大会では1チームは必ず男女混合で結成し、男女各2人以上の出場が義務付けられている。


 市船野球部部長・押尾友裕教諭は「小学校の体育では野球型スポーツを授業に取り入れなければならず、学校によっては『ティーボール』を取り入れている学校も多い。しかしティーボールの場合はバットが必要だし、バットでボールを打つことが難しいという児童もいる。でもベースボール5ならバットは使わないし、狭いスペースでできるので、より多くの人が楽しみやすいスポーツとなる」と話す。


 当日は3〜5校時にわたって、各時間ごとに6年生が1クラスずつ授業を受けた。今回、市船生は探究学習のひとつとして取り組み、事前に教え方などを練習した上で挑んだ。授業ではルール解説のほか、実際にキャッチボールやバッティング練習に取り組み、最後にゲーム形式で対戦も行った。


 6年生の小出和直さんは「野球は草野球でやったことあったけど、ベースボール5は初めてだった。(市船の)甲子園の試合はオンラインで観戦していた。今日会ってみたら、みなさんかっこよかった」と感想を話した。


 指導にあたった市船生の一人は、「小学生が楽しんでくれてうれしい」と話し、野球部の海上雄大監督は「生徒たちにとっても大きな学びとなった」と話した。市船生の中には小学校教諭を目指す部員も複数人いたこともあり、船橋小学校の野木英表校長は「今日はありがとうございました。小学生と接するとすごく楽しい。小学校の先生は、とてもやりがいのある仕事ですよ。みなさんこれからもがんばってください」と市船生たちにエールを送った。


 なお、市船野球部、同部マネージャー、ソフトボール部の部員から集まったメンバーが12月14日から「ベースボール5」ユースの部の試合に出場することが決まっている。




  • 6年1組の授業で。市船生と子どもたちで記念撮影も行った


  • 公式球はゴムボール。まずはキャッチボールの練習から


  • 高校生たちがキャッチングとバッティングの手本を見せる


  • 市船生の背中にはそれぞれに呼び名を明記して挑んだ


MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る