西船橋に生活訓練事業所「ディーエンカレッジ」 就労や復学して自立した生活を送ることを目標に
12/12(金)西船橋に生活訓練事業所「ディーエンカレッジ」
就労や復学して自立した生活を送ることを目標に
西船橋駅から徒歩約6分、住居とテナントが入る建物の2階部分に障がい福祉事業所「ディーエンカレッジ西船橋キャンパス」(船橋市西船5-2-6、TEL047-702-9722)が6月1日に開所した。
同施設は生活訓練事業所としてオープンし、うつ病、適応障害、発達障害(ADHD、ASD)、統合失調症、双極性障害、てんかんなどの障がいがあり、自分で決まった時間に仕事に行ったりすることが難しいと感じる人で、自立した生活を送り、就労や復学できるようになることを望む人が通える施設となる。
同施設を運営するのはジェイマックス(本社:東京都新宿区)。全国に展開している「ディーエンカレッジ」はデコボコベース株式会社(東京都港区)が展開しているものが多いが、西船橋の運営母体は他とは異なり、前出のジェイマックスとなる。
平日は毎日「片付け・整理整頓」「金銭管理」「報告・連絡・相談」「規則を守る」などのテーマに沿ったクラスを設定。「雰囲気も含め、体験に来てくれた利用者さんが『通ってみたいな』『自分にはこういうのが必要だな』と感じてもらえることが大切」と福祉事業部副部長の小崎隆志さんは話す。
同所を利用できるのは原則18~65歳。自治体が認めた場合は17歳でも利用可能となる。また、自立した生活を送るのに困難を感じている人で、まだ診断が降りていない場合や病院にかかるのに不安がある人などについては、医療機関との連携を生かしつつ、スタッフが一緒に病院に行くこともあるという。
同社は以前、人材紹介の会社だった(旧社名「ジェイマックスリクルートメント」)が、現在は福祉事業に1本化。「現在は『障害×地域生活×企業』というコンセプトで運営しています」と小崎さん。
9年前から船橋に就労移行支援「ディーキャリア船橋オフィス」を2拠点、神奈川県横須賀市にも1拠点構える。人材紹介会社時代のつながりから、多くの就労先とつながっていることは、同社の強みともなっている。
11月から、ディーエンカレッジでは、昼食の提供や一定回数を通う人には交通費の助成も始めた。「『福祉だからこうでないといけない』というイメージに囚われずにやっていきたい」と小崎さん。支援経験者や国家資格保有者のスタッフたちと、さまざまなチャレンジを見せる。
利用者でなくても誰でも参加できる1日イベントなども開催し、12月13日は「クリスマスをかざろう!~スノードームを作ろう!~」、12/20は 「目指せ!AIマスター」を実施する。
また地域にある機関とも連携し、12月18日は13時30分~15時30分で「ふなばし地域若者サポートステーション」(湊町2)と「自分を深く知るチャンス!『自分トリセツ』作成セミナー」を開催する。いずれも参加無料。










