鎌ケ谷に大正ロマンのレトロカフェ「晴レル」 学生や地域住民とDIY、古道具生かした交流拠点に
6/21(日)鎌ケ谷に大正ロマンのレトロカフェ「晴レル」
学生や地域住民とDIY、古道具生かした交流拠点に
大正ロマンの風情を活かしたレトロカフェ「晴レル」(鎌ケ谷市東道野辺1-4-12)が5月30日オープンした。
運営する筋野園子さんを中心に、建築を学ぶ学生や地域住民、おもちゃ病院のメンバーらが協力し、住宅物件を事務所として使用していた場所をDIYで改装して開業した。
大正ロマンをイメージした空間には、童謡文化に関する資料や古道具が並び、喫茶営業に加え、リペアカフェやおもちゃ病院との連携も視野に入れる。
同店は、童謡文化の継承活動に取り組んできた筋野さんが、母親から受け継いだ資料や道具を地域に開く場として構想した。店内には、かつて童謡喫茶「ララルー」で使用していた道具や、大正から昭和初期をイメージした装飾を配置。
童謡をテーマにしたオリジナルブレンド「童謡コーヒー」も提供し、食や喫茶を通じて文化を次世代へつなぐ場を目指している。
改装は昨年11月ごろから準備を進め、本格的なDIY作業は今年2月から開始した。建物オーナーで「おもちゃ病院」の活動にも携わる池上良一さんと、千葉大学大学院で建築を学ぶ黒羽(くろは)彩さんらが中心となり、外観や内装を手掛けた。
古いガラス戸や取り壊し予定だった住宅の建材、ミシン台など、本来廃棄される予定だった資材を再利用し、新たな空間として再生したことも特徴となっている。
背景にあるのは、壊れた物を修理しながら交流を深める「リペアカフェ」の考え方だ。筋野さんの友人が取り組む活動に共感したことや、池上さんが長年続けるおもちゃ病院との縁が重なり、喫茶店としてだけでなく、修理やものづくりを通じた地域交流の場としての役割も持たせる。今後は定休日などを活用し、リペアカフェやおもちゃ病院の活動も展開していく予定だという。
筋野さんは会社員として働きながら準備を進めてきたが、プレオープン直後に来店した学生から「ここで働きたい」と声を掛けられたことをきっかけに、本格的な事業化を決意したという。「世代を超えて人が集まり、物や文化を大切にしながらつながれる場所に育てていきたい」と話す。
筋野さんの息子、陽光(はるき)さんが経理と焙煎、バリスタを担当し看板メニューの童謡コーヒーなどを監修。陽光さんの前職のバイト仲間・高野愛紗さんがSNSを担当するなどそれぞれの得意分野を活かして役割分担をする。雇用関係ではなく並列関係世代を超えてともに働く仲間という意識で結束が固い。
営業時間は土曜11時~18時(ラストオーダー18時)。金曜は夜カフェとして営業し、ラストオーダーは23時30分。「捨てられるはずだった物や人の思いが集まり、新しい居場所として育っていけたらうれしい」と筋野さん。










