前原御嶽神社に60基の灯籠「まほらの灯路」完成 灯籠には寄付をした地域住民や団体の名前を掲出
6/27(土)前原御嶽神社に60基の灯籠「まほらの灯路」完成
灯籠には寄付をした地域住民や団体の名前を掲出
前原御嶽神社(船橋市前原東5-43-1)では、拝殿までの参道に60基の灯籠を設置した新たな景観「まほらの灯路(とうろ)」が6月に完成した。
「ここは祈りの道です」と話すのは、前原御嶽神社の宮司・鳥居南(とりいみなみ)圭吾さん。「参道は神聖な場所へと続く道であり、その思いを形にするため灯籠を設置した」という。これは地域住民からの寄付によって整備されたもので、夕暮れになると温かな灯りが参道を照らし、参拝者を迎えている。
「まほら」とは「美しい場所」を意味する古語。「まほらの灯路」には、「美しい場所へ続く灯りの道」という願いが込められている。
参道に並ぶ灯籠は一見すると木製に見えるが、実はすべて特殊技術で造形されたコンクリート製。腐食しにくく、長期間美しい姿を保てるよう工夫されている。
デザインの原型となったのは、鳥居南さんが若い頃に奉職していた神社の灯籠。当時の経験をもとに、インテリアデザイナーでもある鳥居南さんの父親が設計を手掛けた。
「灯りにも強いこだわりがある」と鳥居南さん。内部にはLEDを使用しているが、ろうそくの炎のように不規則に揺らぐ特注仕様となっている。一基ごとに異なるタイミングで明滅するため、参道全体が幻想的な雰囲気に包まれる。
設置費用の一部は地域住民や団体からの寄付で賄われ、灯籠には寄付者の氏名が刻まれている。「孫やひ孫の世代が、おじいちゃんやおばあちゃんの名前を見つけてくれるかもしれません」と鳥居南さんは笑顔を見せる。
また、神社に「情緒のある風景をつくりたかった」と話す鳥居南さん。紅葉や植栽との調和も考えられており、特に灯りがともる夕方や紅葉の季節がおすすめだという。










