東中山駅前郵便局の一画で「立体錯覚アート展」 町会のラジオ体操から発展

船橋   2026/9/7

東中山駅前郵便局の一画で錯覚アート展 

町会のラジオ体操から発展

 京成本線東中山駅近くの東中山駅前郵便局(船橋市東中山2-3-2)で、地域住民が制作した作品の展示会「東中山町会の皆さんの工作発表会 立体錯視アート」が9月11日まで開かれている。

 同展示では、東中山町会のラジオ体操に参加した子どもや大人らによる作品約10点を展示する。開催の背景には、約30年前に始まった地域の緑地保全活動と、そこから育まれてきた住民交流があり、その活動の1つでもある夏休み中の「ラジオ体操」がきっかけとなった。

 同保存会の発足の発端は1998年。東中山地区で斜面林を伐採してマンションを建設する計画が発表され、東中山町会1組の住民が「マンション建設問題協議会」を結成した。建設業者との協議を経て斜面林を保護することで合意。その後、2005年に地域住民らが「赤土山保存会」を結成した。

 保存会は市から緑地保全整備への協力要請を受け、草刈りや清掃を続ける一方、作業後のお茶会などを通して住民同士の交流を深めていった。2018年には参加する子どもたちの声を受け、夏休みのラジオ体操やハロウィンパレードも始めた。コロナ禍による活動休止を経て、ラジオ体操は2023年に東中山町会1組の行事として復活。2025年からは東中山町会の行事として継続している。

 現在は町会役員、民生委員、マンション建設問題協議会、赤土山保存会のメンバーらが「赤土山ラジオ体操実行委員会」を組織する。今夏のラジオ体操には子ども22人、大人31人の計53人が参加した。その中に、東中山駅前郵便局の局長・石本貴洋さん、「錯覚アート」の研究を続けている明治大学・先端数理科学インスティテュートの教授・杉原厚吉さんの姿もあった。

 そこで、同会事務局の小林幸春さんによる提案で、ラジオ体操で集まったメンバー向けに「錯覚アート」の教授・杉原さんによる工作ワークショップを夏休み中に開催することとなり、8月30日には完成した約20点の完成品が集まり、メンバーがそれぞれの作品について発表した。

 これを「もっと多くの人に見てもらえたら」と話していたところ、ラジオ体操メンバーでもあった同郵便局長の石本さんが局内の一部スペースを展示用に特別に提供。子どもたちが作った一部の作品は夏休みの自由研究として学校に提出したため作品点数は減ったものの、9月4日には展示を開始し、参加者が工作した立体錯視アートを地域に披露する作品展へと活動が広がった。

 展示は9月11日まで。

  • 手前が「立体錯覚アート」の研究を続ける杉原厚吉さん、後列は小林さん

  • 東中山郵便局の外観

  • 展示に添えられた解説書

  • 住民たちが守っている緑地

MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア送る