北習志野で第1回「エビスきたなら祭り」、2日目のメイン会場では来場者5000人超えに
7/6(水)北習志野で第1回「エビスきたなら祭り」
2日目のメイン会場では来場者5000人超えに
北習志野駅からほど近い「エビスきたなら商店会」(船橋市習志野台1丁目、2丁目)で7月2日・3日の2日間、同商店会では初となるイベント「エビスきたなら祭り」を開催、メイン会場となった北習志野第1号公園では3日5000人を超える人があつまった。
約60店舗が加盟する同商店会はこれまで、街灯の管理や周辺地域の環境整備などを主体とした事業を行ってきたが、売り出しやイベントなどを企画するのは今回が初めてとなる。
同イベントでは、2日間で「100円商店街」と「エビスさんGO!」というイベントを実施。「100円商店街」は、加盟店から有志を募り、子どもたちにお金の使い方を体験させる目的で、それぞれの店で販売・提供している商品・サービスから100円で提供できるものを前面に打ち出して回遊を促すもの。
「エビスさんGO!」は、商店会エリア内にいる「エビスさん」に扮した商店会関係者5人を見つけ出し、台紙にそれぞれのエビスさんからスタンプを押印してもらうと景品が進呈されるもので、各店の店頭にスタンプをもらうための列が成されていた。
両企画には多くの親子が参加し、時にはエビス通り商店会の歩道が人でいっぱいになるほどの賑わいを見せた。商店会会長もエビスさんに扮し、参加した子どもの保護者は「エビスさんのところに行ったら、エビスさんが『丸長ハウス』の社長さんでびっくりした。こうしてお話できる機会があるのは楽しい」との声も。
2日目は北習志野第1号公園で習志野台第一小学校の吹奏楽部が演奏を披露。さらに北習志野を中心に活動するよさこいチーム「元気舞心(まいしん)」によるよさこいレクチャーも。開催には習志野台1丁目町会、2丁目町会も協力し、午後には二丁目子どもみこしも登場した。
「丸長ハウス」代表であり商店会会長の鵜澤正巳さんは「コロナ禍で気持ちが沈んだ日々が続いた。商店会からの発信で街を元気づけていけたら」と挨拶し、会場に駆け付けた松戸徹市長からは「祭りで地域の人が顔を合わせるのは大切なこと。また、商店会のみなさんが地域の人に顔を知ってもらうというのも素晴らしいこと。みなさん楽しんでください」と挨拶があった。
感染症対策としては、2日目メイン会場の北習志野第1号公園では、入り口を1カ所に限定し、来場者は名前・連絡先などを書いた入場票を受付に提出。受付で検温、手指消毒を済ませるとリストバンドを受け取り、リストバンドを付けた人だけが会場を自由に出入りできる仕組みを整えた。
さらに熱中症対策として、会場には救護ブースも設置。万が一の際にもすぐに対応できる体制を整えて臨んだ。
「エビスさん」の衣装制作を担当した同商店会加盟の和装レンタル店「フレンド」の森さんは「2日目は開場して1時間で来場者が1000人を超えた。終日だと5000人を超える人出に恵まれたのでは。大きな事故や怪我も無くて何よりでした」と振り返る。「普段、人通りの少ない商店会前の道路に人があふれている様子を見てメンバー一同感動で胸が震えました」とも。
今後、定期的に同様なイベントを開催する事で商店会メンバーの結束を固めるとともに地域に対して感謝の気持ちを返していき、将来的には北習志野駅周辺の4商店会、個人商店とも連携したイベントを視野に入れているという。