飛ノ台史跡公園博物館で企画展「第21回縄文コンテンポラリー展inふなばし」、博物館所蔵の土器や土偶に対峙した美術作品を展示

  2022/7/18
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7/18(月)飛ノ台史跡公園博物館で企画展「第21回縄文コンテンポラリー展inふなばし」

博物館所蔵の土器や土偶に対峙した美術作品を展示

 船橋市飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4-27-2、TEL 047-495-1325)で7月17日、縄文文化の理解と同館に親しんでもらうことを目的とした企画展「第21回縄文コンテンポラリー展inふなばし とびはくへのトビラ~縄文と出会う~」が始まった。

 開館2年目から始まった同企画展は、一昨年コロナで開催を見送り、昨年20回目から手法を変え、博物館に常設している土器や土偶と並べて展示もしている。

 展示作品は、アーティストが縄文文化から受けたインスピレーションを基に制作。「アーティストが遺物から得た感性で作品を作っています」と話すのは、アーティスト・酒井清一さんから4~5年前に実行委員長を引き継いだという、船橋市縄文コンテンポラリー展実行委員長の兼業舞踏家平野晶広さん。

 同館2階復元住居内や3階に作品の展示がある現代美術家・水墨画家の荒井恵子さんは「縄文土器と対峙し作品を作っていく中で、縄文の魂を受け取って、時空を超えて、同じ場所で生活していた人々と会話ができた気がしました」と振り返る。

 平野さんは「博物館で美術作品を展示するという、学術分野とアートのコラボは、開催当時はとても珍しいことでした。飛ノ台史跡公園博物館の『開かれた博物館にしたい』という思いにより、いろいろなことをさせてもらっています」と、企画展への思いを話す。

 平野さんが「子どもたちの夏休みの課題づくりなど勉強の場にもなっています」と話すワークショップも企画展開催時から続いているというが、今回受付開始から10分足らずである程度の枠が埋まり、約1時間で締め切ったという。

 開催は8月28日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで。最終日は15時まで)。月曜休館(7月19日・8月12日は休館)。入館料は一般=110 円、小学生~高校生=50 円、未就学児=無料(市内在住の小中学生は無料)。

  • 1階展示スペースの様子

  • 2階展示スペースの様子。左が常設の土器で、右側に見えるのが酒井清一さんの縄文土器の造形的特徴を盛り込んだレザーARTバッグ

  • 2階の復元住居内に立つ現代美術家・水墨画家の荒井恵子さん。下に見える土器に感じたインスピレーションを表現

  • この表示があるものが今回の展示に紛れ込んでいるので、探し歩くのもおもしろい

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