「ふなばし三番瀬海浜環境学習館」で夏の特別展「大東京湾展2022」、五感を使って「東京湾に出かけた気分」に
7/31(日)「ふなばし三番瀬海浜環境学習館」で夏の特別展「大東京湾展2022」
五感を使って「東京湾に出かけた気分」に
「ふなばし三番瀬海浜環境学習館」(船橋市潮見町40、TEL047-435-7711)で夏の特別展「大東京湾展2022」が7月16日から始まっている。
同館では季節に応じて特別展を開催しているが、「今年の夏休み期間の特別展は、同館がオープンした5年前の特別展と同じ『東京湾』をテーマにしたものとなった」と同館広報・連携チームの山口奈生さんは話す。
タイトルは「大東京湾2022」、テーマは「東京湾に出かけよう」で、展示を通し、東京湾の生き物だけでなく、東京湾における産業、環境、文化などをさまざまな手法と観点で紹介している。
子どもたちが楽しみながら興味を持てるような展示が多く、サイクリングマシンと動画を組み合わせて作った同館オリジナルの「ぐるっと!東京湾サイクリング」や、食品サンプルでの回転寿司が楽しめる「東京湾回転寿司」、バーチャルな釣りを楽しめる「You!釣っちゃいなよ!」、東京湾の衛星写真を印刷した巨大じゅうたんの上を歩いたり、ゴロゴロしたりできる「東京湾 衛星写真じゅうたん」、東京湾内の9つのライブカメラからの画像を見られる「東京湾NOWカメラ」など、趣向を凝らした展示が並ぶ。
「東京湾サイクリング」では、モニターに三浦、横須賀といった神奈川県側の東京湾の様子だけでなく、館山、富津など、千葉県側の様子が映し出され、移動の間、サイクリングマシンを漕ぐ展示となっている。移動中の動画は、スタッフが全て撮影してきたものだという。「東京湾サイクリング」に何度も挑戦していた小学3年生の男児は「こっち側(東京~神奈川県側)は建物ばっかり出てきた」と違いを発見したようだった。
さらに「ぐるっと!東京湾ビーチコーミング」では、職員が拾ってきたであろう採取物なども展示され、場所によって採取されるものが違うことが見て分かるようになっていた。
水・土・日曜、祝日には「海のふしぎ!ミニ実験ショー」として海で見られる現象などを水槽を使って再現する実験ショーも行われる。各日11時、15時から各30分。予約不要。
同館・山口さんは「平日はおじいちゃんおばあちゃんとお孫さんが一緒にいらっしゃるケースも多いです。ぜひ場所によって違う東京湾の特徴を感じていただき、お出かけした気分に浸っていただけたら」と話した。
特別展の展示は8月31日まで。特別展と常設展への入場料はセットチケットで、一般700円、高校生500円、小中学生400円、市内小中学生300円、未就学児は無料。