大穴南に着物の着付けや撮影会などを行う「きらく庵」、地域コミュニティーの場にも
9/30(金)大穴南に着物の着付けや撮影会などを行う「きらく庵」
地域コミュニティーの場にも
新京成線滝不動駅または高根公団から徒歩約15分、大穴南の住宅街に、着物の着付けや撮影会などを行う「きらく庵」(船橋市大穴南5-14-6)が9月1日にオープンした。
同店代表の八子由理子さんは、31年前に結婚を機に船橋へ。自身の成人式の時、親が振り袖を購入してくれたことがうれしくて着付け教室へ通ったことが八子さんの着物との出合い。
同店スタッフを務めるのは、高校生の時から船橋に住む室井真弓さん。八子さんと同じ着付け専門学院の講師仲間であり、室井さんは自身の短大卒業時、袴を自分で着たい思いで着付け教室へ通ったのが着物との出合いとなる。
2人は、着物をいろいろな着方でその人なりの楽しみ方を提案したいと、2013年7月から活動を開始。気軽に気楽に着物を楽しんでもらいたい思いから「きらく庵」という名で訪問着付けや、レンタルスペースでイベントを行ってきた。
今回、代表の八子さんの引っ越しを機に、空き家となった場所を拠点として活動することとした。店舗は約27坪、4DKの一戸建て。店内は明るいイメージで、あえて特徴を持たせず何もない部屋になっていることで、その人なりの使い方や撮影会などができるようになっているという。
八子さんは「出入りした方がやりたいことをやってほしい。着物や和のことはもちろん、悩みを抱えた方や、お喋りしたい方に気軽に来てもらえたら。畳なので小さなお子さまも過ごしやすいです」と笑顔で話す。
室井さんは「難しいイメージの着物ですが、着物こそ自由です。柄と柄を合わせたり、着方や小物を変えることでその人なりの個性を出せます」と話す。
メニューは着付け11,000円〜、着付け教室1人5,500円〜、撮影会88,000円〜など。
毎週金曜は14時〜18時まで自由に出入りできる「いどばた金曜日」が行われ、「一応その月でテーマを設けていますが、おしゃべりだけでもOKです。10月は『半衿を付けよう』です。家で1人でやるよりもおしゃべりしながら作業する方が進むんです」と話す八子さん。
「着物の素材は肌にも優しく、多少体型が変わっても着られるので、何代にもわたり引き継げるのが良い。日本の良さを知れるきっかけになれば」と室井さん。
問い合わせ、申し込みはメール(info@kiraku-an.info)で受け付ける。